アートのある暮らしって憧れますよね。絵画を自宅や職場に飾ると、雰囲気が変わったり、華やかになったりします。また、リラックス効果もあるため、絵画をインテリアとして、購入を検討されている方も多いでしょう。
しかし、お気に入りの絵画をどこで購入できるのか、価格などわからない方もいることでしょう。この記事では、絵画専門の販売サイト「アートリエ」のスタッフが、絵画を購入できる場所や方法や、メリット・デメリット、購入する際に気をつけるポイントを紹介します。絵画の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

絵画を購入できる場所や方法
絵画を購入できる方法と場所については主に以下の6つです。詳しく解説するので、自分に合った場所で購入を検討してください。
- ギャラリー・画廊
- 百貨店
- アートイベント・アートフェア
- アートオークション
- オンライン通販
- 直接購入
ギャラリー・画廊
1つめは、ギャラリー・画廊です。この場所で購入するメリットは、実際に作品を見て選ぶことができて、気に入った作品が見つかればすぐに購入できます。そして、絵画に精通している担当者がいるので詳しい説明を聞くことも可能です。
デメリットとしては、ギャラリー・画廊の施設の大きさにもよりますが、作品数が少ないことが多い点です。また、購入価格の相場が約10万円以上になります。無料で入場できるギャラリー・画廊も多いので、近所にあれば、ぜひ行ってみましょう。
百貨店
2つめは、百貨店です。メリットは、百貨店内フロアの一角にギャラリーのようなスペースが設けられていることがあるためアクセスがいい点です。また、週替わりや月単位で絵画が変わる場合もあるので、時期によっては違った絵画に出会えることもあるでしょう。
しかし、作品数が少ないので、たくさんの作品を一度に観たい方には不向きです。また、若手の作品は安価な場合もありますが、こちらも価格の相場は約10万円以上となっています。
アートイベント・アートフェア
3つめは、アートイベント・アートフェアでの購入です。メリットは、多くの作品が展示されているので、お祭り感覚で楽しむことができます。そして、自分がどのような絵画を探しているのかわからない方には多くの作品を見ることが絵画選びのきっかけになることでしょう。
しかし、常設ではないので、イベントの開催日時が短いことや入場券の有無を事前に確認することが必要です。金額は若手のアーティストの小さい作品なら1万円から購入することもできます。
アートオークション
4つめは、アートオークションです。メリットは、公開オークションなら誰でも参加することができることや実物を確認することができます。また、オークションには絵画の専門家が立ち会うので安心して購入が可能です。
しかし、一般的には扱われる絵画の価格が非常に高額であることが多いので、購入のハードルは少し高いことはデメリットかもしれません。
オンライン通販サイト
5つめは、オンライン通販サイトです。メリットは、キーワードや金額、自分の好みの条件などで簡単に検索ができます。しかし、デメリットは実物を見ることができないために、届いた絵画の大きさが小さかったり、色味がイメージしていたものと違ったりすることもあるようです。
しかし、ネット通販には絵画をレンタルできるサービスもあります。絵画専門の通販サイト「アートリエ」ではレンタルの場合には絵画が気に入れば購入することもできて、気に入らなければ返却や交換ができるので、絵画の購入を検討しているけれど、実物を見てから購入したい方におすすめです。
実店舗と比べても非常に多くの作品を取り扱っているので、人気作家だけでなく、若手作家など幅広い絵画に触れることができます。
直接購入
6つめは、作家から直接購入する方法です。メリットはSNSなどで本人の作品のポートフォリオを見ることができます。その中で、気に入った作品が見つかったら直接問い合わせして購入できるのか確認してみましょう。
多くの作家はオンライン通販サイトへ自分の作品を出品しています。SNSから直接問い合わせるのが不安な時は、オンライン通販サイトで購入するのがおすすめです。
予算別!絵画を買える場所一覧
絵画を探し始めても、結局は予算次第になってしまうことってありますよね。絵画と一括りに言っても、オンライン通販サイトで買える比較的お手頃のものから、オークションやギャラリーを通じてでないと買えないものまで多種多様です。
今回はまず予算を目安に絵画の買える場所を一覧でご紹介いたします。
予算:数千円〜10万円
オンライン通販サイト
価格帯は数千円〜数万円までが一般的ですが、サイトによって異なります。また通販の際は、商品代金に加え送料や、海外から輸入される場合は関税が発生する場合もあります。
アートイベント・アートフェア
展示会は基本的に入場無料ですが、アートフェアは有料や招待状が必要になることもあります。価格帯は出展者次第ですが、若手アーティストの作品は数万円で手に入るものもあります。
直接取引
価格帯に関しては、作家さん次第ということもあって一概に言うことはできませんが、若手の作家さんや、ギャラリーに所属していない方も多く、〜数万円で手に入れられるものが多いです。
予算:10万円〜数百万円以上
ギャラリー・画廊
価格帯はギャラリーの格式や知名度などによってまちまちですが、比較的上級者向けで予算もある程度は必要です。好みのアーティストの作品を取り扱っている場合には第一候補の購入場所でしょう。
百貨店・専門店
価格帯はギャラリーや画廊と同様に、百貨店の格式によるところですが、高級感や高品質のものや、コレクター向けの作品などが一般的なため、数十万円から、中には数百万円のものが取り扱われます。
オークション
美術品を専門に扱うオークションに参加する方法があります。また著明な美術品オークションでは招待状がないと参加できないものもあり、美術史に載るような数億を超える作品なども取引されています。
場所別のメリット・デメリット
ここまで絵画を購入できる場所や方法をご紹介してきましたが、それぞれのメリット・デメリットを以下の表にまとめています。どこで買うか検討するときの参考にしてください。
メリット | デメリット | |
ギャラリー・画廊 | ・ギャラリーのセレクトや特徴から実物をみて購入できる ・専門スタッフの説明が受けられる | ・敷居が高く、価格帯も高め ・扱う作品もギャラリーごとに限定的 |
百貨店 | ・実物を見て購入できる ・アクセスが良く、専門スタッフの説明を受けられる | 敷居が高く、価格帯も高め |
アートイベント・アートフェア | ・実物を見て購入できる ・数多くの作品を一度に見ることができる | ・入場料がかかることがある ・開催期間が限定的 |
オークション | オークションでないと手に入らない作品を入手できる | 敷居が高く、価格帯も非常に高い |
オンライン通販サイト | ・誰でも場所を選ばす購入できる ・数千点以上の作品から条件に合うものを選べる | 実物が見られない |
直接取引 | 作家と直接やり取りが出来る | ・手間や時間がかかる ・補償やスムーズな取引が難しい場合がある |
絵画を購入する際のポイントと注意点
絵画を購入する際に気をつけるポイントをまとめました。絵画選びの参考にしてください。
- 絵画の種類を価格の参考にする
- 絵画のサイズによって価格が変わりやすい
絵画には種類が3つあり価格が違いますので、参考にしましょう。
- 原画
- 版画・複製画
- プリント
原画
原画は、オリジナルで作家本人が書いた1枚しかない作品です。そのため人気の作家の作品は希少性が高く価格も上がりやすいもの。そして、若手の作家は値段もリーズナブルなので将来を見据えて購入するという方もいるでしょう。絵画や油絵などの質感にこだわる方は、原画がおすすめです。
版画・複製画
版画・複製画は版を作るので、同じ作品を複製することが可能です。原画と比べると希少性は下がり、価格も低くなり易いです。版画として有名なのは、葛飾北斎や歌川国芳などの浮世絵が挙げられます。
そして、版画や複製画には、番号が記入されている場合が多いです。版画・複製画はエディションといって、複製ができる枚数が決まることで絵画の価値が守られています。たとえば、100枚刷った内の21枚目の作品なら21/100とわかるようになっています。
プリント
プリントは、絵画の画像を印刷したものです。大量に印刷ができるため、有名な作家やアーティストの作品を手頃な価格で楽しむことができます。版画や複製画と違い番号が振られておらず、希少性やアートとしての価値は低く、価格も安価な場合が多いのが特徴です。
絵画を購入する際の注意点
絵画を購入する際に注意してほしい点は、以下のとおりです。
信頼のおける販売元やサイトから購入しましょう。理由は、信頼のおけるサイトなら作品の価値が正しく評価され、適正な価格がつけられているからです。偽物や粗悪品を購入するリスクも低下するでしょう。
そして、せっかく購入した絵画が傷や汚れていたり、ひび割れがあったりした場合には対応してもらえるのか確認しましょう。あわせて、実物が確認できる場合には作品の品質、状態を確認しておきましょう。
絵画を飾る注意点
お気に入りの絵画を長く楽しむために、気をつけるポイントが5つあります。参考にしてください。
1つめは、絵画が直射日光に当たる場所は避けましょう。絵画が日焼けして、色やけしてしまう恐れがあります。2つめは、湿気に弱いので湿度が高い場所に飾るのは止めましょう。カビが生えたり、絵画が変色する原因になります。そして、3つめはエアコンの下に置くのは避けましょう。結露が絵画に落ちて、汚れてしまいます。
4つめは、直接煙が当たる場所も避けましょう。絵画に匂いがついて、劣化を早めてしまう恐れがあります。5つめは、定期的にメンテナンスを行いましょう。長く飾っているとほこりがついたり、カビの原因となったりします。
絵画を購入する前には、部屋のどこに置くのかイメージしましょう。そして、絵画の金額や自分の好みを具体的にしておくのもおすすめです。また、絵画を飾る場所は、床から約140㎝から150㎝にすると目線の高さになり見やすくなります。
絵画をどこで購入したら良いのかわからないかたは、ネットで気軽に購入ができるアートリエがおすすめです。本物のアートを購入できたり、レンタルしたりが可能です。たくさんの作品を取り扱っているので、ぜひ確認してみましょう。