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2025.01.07

【2025年最新版】東京でおすすめの美術館比較9選!美術館の選び方も併せて解説

【2025年最新版】東京でおすすめの美術館比較9選!美術館の選び方も併せて解説

絵画や彫刻などを始めとする美術作品を鑑賞できるのが美術館です。建物や作品を目にすることは、日常から距離を置いてリフレッシュすることにつながります。

しかし、美術館はたくさんあるうえに、類似した名前も多く、どこに行けばよいのかわからない方もいるかもしれません。

この記事では東京でおすすめの美術館を9つ紹介します。それぞれの特徴も一緒に紹介するので、美術館の選び方の参考にしてみてください。

東京の美術館の選び方

展示された絵画(フリー素材)

東京には美術館が80館以上あります。たくさんある中から足を運んで楽しめる美術館の選び方を大きく3つ解説します。

  • 美術館のコンセプトで選ぶ
  • 見たい作品で選ぶ
  • カフェやミュージアムショップなどの展示室以外の施設で選ぶ

それぞれ詳しくみていきましょう。

美術館のコンセプトで選ぶ

油絵(フリー素材)

美術館によって、さまざまなコンセプトがあります。美術館のコンセプトは、開館の背景に関連することが多いですそのため、美術館のHPを見ると、その美術館のコンセプトを知ることができます。

たとえば、東京国立近代美術館は国内でも歴史の長い美術館です。19世紀末から美術作品を収集・保存などの活動をしていたため、「多様な価値やアイディアが出会う場」という思いが込められています。

美術館のコンセプトという切り口で選ぶと、作品とともに美術館の歴史も学べて濃いアート体験ができるでしょう。

見たい作品で選ぶ

花束の油絵を見る女性の後ろ姿(フリー素材)

見たい作品で選ぶのも美術館の選び方の1つです。企画ごとに展示される作品が変わるので、直感で心惹かれる作品があれば見に行っても良いでしょう。さらに、アーティストを知ったうえで、見たい作品を選ぶのもおすすめです。

現代アートの場合、アーティスト自身の内面や思想が作品に反映されているケースが非常に多いです。そのため、アーティストの経歴を知ると、作品の意図の理解につながります。

たとえば、日本を代表するアーティストの草間彌生ですが、彼女の作品は網目模様や水玉模様が取り入れられているのが大きな特徴です。これらの模様は彼女が幼少期に幻覚でみていたもので、絵を描くことで心を安定させていたそうです。

アーティストの背景から見たい作品を選ぶと、作品鑑賞もより楽しめるでしょう。

カフェやミュージアムショップなどの展示室以外の施設で選ぶ

バーテーブルの前に座っている人々-(フリー素材)

展示室以外の施設で選ぶ切り口もあります。美術館は展示室だけではなく、カフェやミュージアムショップなどの施設も見所が充実しています。

美術館に併設した施設は、自然豊かなカフェやレストラン、企画展に関連したミュージアムショップなど個性豊かです。

「このカフェのデザートが食べてみたい」「限定グッズがほしい」といった理由で、美術館に立ち寄るのも非常に面白いです。

東京でおすすめの美術館比較9選

※営業時間や入館料、休館日などの情報は変更される場合があります。最新情報については公式ウェブサイトにてご確認ください。

壁に描かれた絵(フリー素材)

東京でおすすめの美術館を9つピックアップしました。それぞれの美術館の特徴を詳しく解説します。

  • 東京都美術館
  • 東京都庭園美術館
  • 東京国立近代美術館
  • 東京国立博物館
  • アーティゾン美術館
  • 国立新美術館
  • 東京現代美術館
  • 国立西洋美術館
  • 森美術館

それぞれ詳しくみていきましょう。

東京都美術館

東京都美術館

引用元:東京都美術館公式HP

  • 日本初の公立美術館
  • バラエティ豊かな展覧会を開催
  • ワークショップやツアーなどもある

東京都美術館は日本で初めての公立美術館として1926年に開館しました。

国内外の作品を鑑賞できる特別展をはじめ、公募や自主企画の展示などさまざまな展覧会があります。このような展覧会は、短いスパンで年間約20回近く開催されています。東京都美術館はどのタイミングで訪れても、新しい顔を見せてくれるでしょう。

また、展覧会だけではなく、「アートへの入り口」を目指した取り組みが非常に活発です。たとえば、東京都美術館の建築をアート・コミュニケーターと一緒にまわる「建築ツアー」や、子どもがアートに触れることを目的としたキッズデーなどが開催されています。

開館時間9:30~17:30
※特別展開催中の金曜日:9:30~20:00
※いずれも入館は閉館時間の30分前まで
観覧料入館は無料
※観覧料は展覧会ごとに異なる
アクセス・JR上野駅「公園改札」より徒歩7分
・東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅「7番出口」より徒歩10分
・京成電鉄京成上野駅より徒歩10分
HPhttps://www.tobikan.jp/

東京都庭園美術館

東京都庭園美術館

引用元:東京都庭園美術館公式HP

  • 建物自体が芸術作品
  • 緑豊かな庭園を楽しめる
  • 時期によって変わる企画展示を年4回開催

東京都庭園美術館は1933年に朝香宮邸として建てられ、戦後には国の迎賓館として使われている時期もありました。その後、1983年から美術館として多くの方に愛されています。こだわりが込められた建築や装飾は非常に美しく、2015年には重要文化財に指定されました。

建物だけではなく、緑豊かな庭園も大きな見所の1つです。都心にある美術館でありながら、緑あふれる開放感のある空間に癒されるでしょう。桜や紅葉など季節の移り変わりを楽しむこともできます。

美術館では常設展示はなく、企画展示が年4回開催されています。そのため、四季によって違う作品を鑑賞するために足を運んだり、1つの企画をリピートしたりと、さまざまな楽しみ方が可能です。

開館時間10:00〜18:00
※入館は閉館時間の30分前まで
観覧料【庭園のみ入場料】・一般:200円
・大学生:160円
・中学生/高校生:100円
・65歳以上:100円※観覧料は展覧会ごとに異なる
アクセス・JR山手線「目黒駅」東口/東急目黒線「目黒駅」正面口より徒歩7分
・都営三田線・東京メトロ南北線「白金台駅」1番出口より徒歩6分
HPhttps://www.teien-art-museum.ne.jp/

東京国立近代美術館

東京国立近代美術館

引用元:東京国立近代美術館公式HP

  • 日本初の国立美術館
  • 国内最大級の美術作品の収蔵数
  • 19世紀末から現在までの日本美術の流れをみられる

東京国立近代美術館は1952年に日本初の国立美術館として開館しました。

東京国立近代美術館の大きな特徴は、横山大観や菱田春草、岸田劉生などの重要文化財を含む約13,000以上の作品を有している点です国内の美術館の中でも最大級のコレクション数になっており、非常に見応えが抜群です。

所蔵作品展「MOMATコレクション」は、東京国立近代美術館ならではの展覧会です。日本画や洋画、彫刻や写真を始めとする約200点近くの所蔵作品が会期ごとに入れ替えられています。そのため、19世紀末から現在の美術の流れを視覚的に辿ることができます。

開館時間10:00–17:00(金・土曜は10:00–20:00)
※展覧会により開館時間が異なる場合がある
※いずれも入館は閉館30分前まで
観覧料観覧料は展覧会ごとに異なる
アクセス・東京メトロ東西線「竹橋駅」 1b出口より徒歩3分
・東京メトロ東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下駅」4番出口より徒歩15分
・東京メトロ半蔵門線・都営新宿線・三田線「神保町駅」A1出口より徒歩15分
HPhttps://www.momat.go.jp/

東京国立博物館

東京国立博物館

引用元:東京国立博物館公式HP

  • 日本で最も長い歴史がある博物館
  • 日本と東洋のさまざまな作品は約120,000点以上
  • 6つの展示館がある

東京国立博物館は1872年に開館し、日本で最も長い歴史がある博物館です。

約150年にも及ぶ時間の中で受け継いてきた作品は、約120,000点以上もあります。国宝は89点、重要文化財は648点収蔵されています。歴史の中でも価値の高い作品を目にすることができる美術館です。また、これらの収蔵品や寄託品がみられる「総合文化展」では約3,000点を常時展示しています。

東京国立博物館は展示館が6つあり、展示館によって見られる作品が異なります。本館では日本美術、東洋館では東洋美術の作品を楽しむことが可能です。さらに、法隆寺宝物館では法隆寺の献納宝物、黒田記念館では日本の洋画家・黒田清輝の作品をみられます。平成館では日本の考古遺物展示、表慶館では特別展が開催されています。

それぞれ違った切り口から歴史ある作品に出会うことができるでしょう。

開館時間9:30~17:00
※毎週金・土曜日、11月3日(日・祝)は~20:00
※入館は閉館の30分前まで
観覧料【平常展】
・一般:1,000円
・大学生:500円
※特別展の観覧は展覧会ごとに異なる
アクセス・JR上野駅公園口、鶯谷駅南口 徒歩10分
・東京メトロ 銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅 徒歩15分
・京成電鉄 京成上野駅 徒歩15分
HPhttps://www.tnm.jp/

アーティゾン美術館

アーティゾン美術館

引用元:アーティゾン美術館公式HP

  • 東京駅から徒歩5分のアクセス
  • 印象派や日本近代洋画の作品を多く収蔵
  • カフェやミュージアムショップも充実

アーティゾン美術館は2020年に開館しました。東京駅から徒歩5分と非常にアクセスが良く、立ち寄りやすい美術館です。「アーティゾン」は、「ART(芸術)」と「HORIZON(地平)」を組み合わせた造語で、アートを多くの人に感じとってほしいという思いが込められてます。

アーティゾン美術館では、印象派や日本近代画などの幅広いジャンルの作品が展示されています。古代から現代までさまざまな芸術の魅力に触れることが可能です。写真撮影が可能な所蔵作品もあり、撮影した写真をSNSでシェアするといった現代ならではの楽しみ方もできます。

エットレ・ソットサスの作品に囲まれて落ち着いて過ごせるカフェ、おしゃれなオリジナルグッズが多数あるミュージアムショップなど、作品以外にも見所がたくさんあります。

開館時間10:00 〜 18:00
※祝日を除く毎週金曜日は20:00まで
※入館は閉館の30分前まで
観覧料観覧料は企画展ごとに異なる
アクセスJR東京駅(八重洲中央口)、東京メトロ銀座線・京橋駅(6番、7番出口)、
東京メトロ・銀座線/東西線/都営浅草線・日本橋駅(B1出口)から徒歩5分
HPhttps://www.artizon.museum/

国立新美術館

国立新美術館

引用元:国立新美術館公式HP

  • 常設の展示がない分、展覧会やイベントが豊富
  • 気軽にレストランやカフェに足を運べる
  • 個性際立つミュージアムショップ

国立美術館は2007年に六本木で開館した、日本で5つ目の国立美術館です。国立美術館には常設展がなく、その分さまざまなジャンルの展覧会やイベントが開催されています。

また、常設展がないことにより、入館料無料でレストランやカフェの利用も可能です。そのため、普段美術館にあまり足を運ぶ機会のない方でも、気軽に足を運びやすいでしょう。国立美術館には、レストランが1つ、カフェが3つあります。3階にあるレストランではフランス料理、2階にあるカフェではケーキをはじめとする軽食を堪能できます。国立美術館自体の建築がユニークなため、非日常的な景観を楽しみながら、口にする食事は格別です。

ミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」では、作者の知名度やジャンルにとらわれず、幅広いラインナップのグッズが並んでいます。個性的なデザインのグッズとの出会いは、アートを楽しむきっかけにもなるでしょう。

開館時間10:00〜18:00
※会期中の毎週金・土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
観覧料入館料無料
※観覧料は展覧会ごとに異なる
アクセス・東京メトロ千代田線乃木坂駅青山霊園方面改札6出口(美術館直結)
・東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口から徒歩約5分
・都営地下鉄大江戸線六本木駅7出口から徒歩約4分
HPhttps://www.nact.jp/

東京現代美術館

東京現代美術館

引用元:東京現代美術館公式HP

  • 現代美術に関する作品が充実
  • 日本最大級の蔵書数を誇る美術図書室
  • 教育普及のための活動も盛ん

現代美術の基盤の充実を目指して、1995年に清澄白河に開館されました。絵画や彫刻からファッションやデザインなどさまざまな作品があります。

東京現代美術館の見所は展覧会だけではありません。資料総数を約28万冊揃えた美術図書室もあります。この資料数は国内でも最大級で、アート好きにはたまらない場所です。

さらに、子どもから大人まで幅広い年代を対象にした美術の教育普及の活動も積極的に行われています。子どもや親子が学芸員とともに作品鑑賞を行う鑑賞ツアーや、作品制作の過程を体験できるワークショップなど、バラエティー豊かな活動が展開されています。

開館時間10:00〜18:00
※展示室入場は閉館の30分前まで
観覧料観覧料は企画展ごとに異なる
アクセス・東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」B2番出口より徒歩9分
・都営地下鉄大江戸線「清澄白河駅」A3番出口より徒歩13分
HPhttps://www.mot-art-museum.jp/

国立西洋美術館

国立西洋美術館

引用元:国立西洋美術館公式HP

  • 世界遺産に登録された本館
  • 館外でも作品を楽しめる
  • 西洋美術の作品を数多く収蔵

国立西洋美術館は、上野恩賜公園内にあります。JR上野駅から徒歩2分で非常にアクセスも良いです。国立西洋美術館は、近代建築の三代巨匠と呼ばれるル・コルビュジエが制作し、世界文化遺産に登録されていますル・コルビュジエが制作した日本の建物は、国立西洋美術館だけです。

館外から作品が楽しめるのも国立西洋美術館ならではの魅力です。前庭に「考える人」で有名なオーギュスト・ロダンを始めとする彫刻の作品が6つあります。

館内には西洋美術の作品が約6000点収蔵されています。収蔵されている作品は松方コレクションが軸になっており、クロード・モネ「睡蓮」をはじめとする世界的に有名な作品を鑑賞することが可能です。

開館時間9:30~17:30
(金曜・土曜日は9:30~20:00)
※入室は閉室の30分前まで
観覧料・一般:500円
・大学生:250円
※高校生以下及び18歳未満、65歳以上、心身に障がいのある方及び付添者1名は無料
(入館の際に学生証または年齢の確認できるもの、障がい者手帳の提示が必要)
アクセス・JR上野駅(公園口出口)徒歩1分
・京成電鉄京成上野駅  徒歩7分
・東京メトロ銀座線、日比谷線上野駅 徒歩8分
HPhttps://www.nmwa.go.jp/jp/

森美術館

森美術館

引用元:森美術館公式HP

  • 日本最高所に位置する
  • 美術館の中でも開館時間が長い
  • 先鋭的なアートやデザインの作品が際立つ

森美術館は六本木ヒルズの森タワー53階にある日本最高所に位置する美術館です。展示空間からは東京の街並みを一望できる場所もあります。景色とともに作品鑑賞ができるところが大きな特徴です。

火曜以外は22時まで営業しており、仕事終わりに1人でふらっと立ち寄ったり、食事後に美術館デートを楽しんだりなど幅広いシーンで活用できます。

展示されている作品は、先鋭的なアートやデザインの作品が非常に多いです。ユニークな視点での展覧会は、五感が刺激されるアート鑑賞を楽しめるでしょう。

開館時間・月・水~日:10:00~22:00(最終入館 21:30)
・火:10:00~17:00(最終入館 16:30)
観覧料・平日当日(一般)2,000円、平日オンライン(一般)1,800円
・休日当日(一般)2,200円、休日オンライン(一般)1,400円
・平日当日(高校・大学生)1,400円、平日オンライン(高校・大学生)1,300円
・休日当日(高校・大学生)1,500円、休日オンライン(高校・大学生)1,400円
・平日当日、平日オンライン(中学生以下)無料
・休日当日、休日オンライン(中学生以下)無料
・平日当日(65歳以上)1,700円、平日オンライン(65歳以上)1,500円
・休日当日(65歳以上)1,900円、休日オンライン(65歳以上)1,700円
アクセス東京メトロ日比谷線「六本木駅」1C出口 徒歩3分
HPhttps://www.mori.art.museum/jp/

まとめ

絵画を鑑賞する人々(フリー素材)

東京には数多くの美術館があり、美術館ごとに展覧会や収蔵作品が異なります。美術館のコンセプトや興味のある作品を押さえておくことで、満足度の高いアート体験につながります。

また、近年はカフェやミュージアムなど併設の施設にもこだわっている美術館が多いです。新たなアートの楽しみ方の切り口として調べてみると、より心が踊る時間が過ごせるでしょう。

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