バレンタインは、大切な人に気持ちを伝える特別な日です。近年では、チョコレートに限らず、相手のことを想って選ぶ“形に残るギフト”に注目が集まっています。
なかでも、絵画は「長く楽しめる」「特別感がある」贈り物として、新しい選択肢のひとつになりつつあります。一方で、日本ではなぜチョコレートを贈る文化が定着したのか、気になる方もいるのではないでしょうか。
本記事では、バレンタインの歴史や日本独自の背景に触れながら、2026年のバレンタインギフトとして絵画を選ぶ魅力やポイントを紹介します。いつもとは少し違う贈り物を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
バレンタインの歴史

今では恋人や大切な人へ想いを伝える日として知られるバレンタインデーですが、その歴史は古代ローマ時代まで遡ります。ここでは、バレンタインデーの歴史を紹介します。
- 起源は司祭ウァレンティヌス(ヴァレンタイン)の命日
- 14世紀以降ごろにイベント化
順に解説します。
起源は司祭ウァレンティヌス(ヴァレンタイン)の命日
「バレンタインデー」は、キリスト教の聖人「ウァレンティヌス」に由来するといわれています。3世紀ごろのローマ皇帝は、兵士の士気が下がるのを恐れ、結婚を禁じていました。
当時、キリスト教の司祭をつとめていたウァレンティヌスは内密に兵士たちを結婚させていましたが、命令に背いたため、処刑されてしまいます。
その後、ウァレンティヌスは恋人たちの聖人として敬われるようになり、殉教した2月14日が現在のバレンタインデーになったとされています。
14世紀以降ごろにイベント化
当初のバレンタインデーは、聖ウァレンティヌスの殉教を悼む日とされてきましたが、14世紀頃から恋人同士が贈り物を交わす行事として定着しました。
その背景には、古代ローマで行われていた結婚や家庭を司る女神ユノの祝日や、「ルペルカリア祭」の存在があります。祭りでは男女がくじで組み合わされ、特別な関係を築く風習がありました。
のちに祭りは廃止されますが、その代替として2月14日が「愛を誓う日」として位置づけられ、現在の形が確立されたと言われています。
日本だけ?バレンタインにチョコを贈るようになった背景

海外では、バレンタインデーに花やカード、ジュエリーなどを贈るのが一般的ですが、日本では「女性から男性にチョコレートを贈る日」として定着しています。この文化は、実は日本独自のものです。
ここでは、日本でバレンタインにチョコレートを贈るようになった背景をひも解いていきます。
- 「バレンタイン」の名が登場したのは戦後
- チョコレートを贈る風習は昭和30年代から
詳しくみていきましょう。
「バレンタイン」の名が登場したのは戦後
日本で「バレンタイン」の言葉が使われ始めたのは、第二次世界大戦後の1950年代半ば頃とされています。1956年ごろ、菓子メーカーや百貨店などが販売促進を目的として、新聞にバレンタインセールの広告を掲載したことがきっかけとなりました。
この時点では、贈り物は必ずしもチョコレートに限られておらず、衣類や化粧品など、さまざまなギフトが選ばれていたといわれています。
また、恋人だけでなく、友人や家族の間でもプレゼントを交換していたそうです。
チョコレートを贈る風習は昭和30年代から
バレンタインが日本で盛り上がりを見せたのは、昭和30年代後半のことです。そして、昭和40年代には、女性から男性へチョコレートをプレゼントする日本独自のスタイルが確立しました。
この風習の起源は、神戸のモロゾフ製菓が昭和10年ごろに出した広告だと言われています。はじめは学生を中心に人気だったこの風習は広がり、昭和の終わりごろには主婦層にも浸透していきました。
男性からプレゼントを贈ることも多い|海外のバレンタインギフト事情

日本では「女性から男性へチョコレートを贈る日」というイメージが強いバレンタインですが、海外ではその捉え方が大きく異なります。多くの国では、男女問わずお互いに贈り物をしたり、男性から女性へプレゼントを渡したりするのが一般的です。
ここでは、国ごとのバレンタインの過ごし方や贈り物の傾向を紹介します。
- イタリア
- フランス
- イギリス
- アメリカ
- 韓国
順にみていきましょう。
イタリア
バレンタインは古代ローマに起源を持つとされており、ゆかりの深いイタリアでは、この日を「恋人たちの日」と呼び、二人きりのロマンチックな時間を過ごします。プレゼントは男性から女性へ贈るのが基本で、情熱を象徴する赤いバラが定番です。
聖人「ウァレンティヌス」が祀られる教会には、その祝福にあやかろうと世界中からカップルが集まることでも知られています。
フランス
フランスでは、贈り物よりも夫婦やカップルが二人だけで過ごす時間を過ごすのが何より大切とされています。普段とは違う場所へ出かけるなど、特別なデートをしてお互いの愛を再確認する一日と捉えられています。
プレゼントを渡す場合は、男性から女性へ赤いバラを贈るのが一般的ですが、ジュエリーや香水なども人気があります。
イギリス

イギリス流のバレンタインは、恋人同士がお互いにプレゼントを贈り合うスタイルが特徴的です。心のこもったメッセージカード、チョコレートや花束、シャンパンなどを交換するのが一般的です。
一説では、19世紀のイギリスで流行したハート形のチョコレートボックスが、現在のチョコレートギフト文化の原型になったとも言われています。
アメリカ
アメリカでは、バレンタインデーは、恋人だけでなく家族や友人にも「愛と感謝を伝える日」として広く親しまれています。カップルはロマンチックなデートを楽しみ、家族の間ではプレゼントやカードなどを交換します。
贈り物には花束やスイーツなども人気ですが、赤やピンクの華やかなバルーンをプレゼントするのも特徴的な文化です。
韓国
韓国でも、バレンタインデーには女性から男性へ贈り物をする習慣がありますが、その渡し方に特徴があります。特に若者の間では、バスケットいっぱいのチョコレートに華やかな装飾を施し、サプライズとして贈るスタイルが人気を集めています。
また、韓国では4月14日には、「ブラックデー」と呼ばれる記念日が控えています。ブラックデーは、特定のパートナーがいない人々が集い、黒を基調とした装いと食事で寂しさを分かち合う、一種の文化的なイベントとして定着しています。
2026年のバレンタインの傾向

近年のバレンタインは、贈り方や選ぶギフトが多様化しています。2026年のトレンドとして、特に注目したいのは以下の3つのポイントです。
- SNS映えするチョコが人気
- チョコレート以外のギフトが人気
- 自分へのご褒美に購入するのがトレンド
それぞれ詳しく解説していきます。
SNS映えするチョコが人気
InstagramなどSNSへの投稿が日常的になった現在、バレンタインでも見た目の美しいチョコレートが人気を集めています。
宝石のように色鮮やかなものや、アイスキャンディーのようなスティック型、ドライフルーツを使ったチョコなどが人気です。
プレゼントされた側が思わず写真に撮りたくなるような、華やかでおしゃれなチョコレートがトレンドです。
チョコレート以外のギフトが人気
近年、義理チョコなどの習慣が見直され、バレンタインギフトは多様化しています。お菓子に限らず、相手の趣味に合わせた雑貨など、よりパーソナルな贈り物が選ばれるようになりました。
こうした中で、ありきたりではない特別なプレゼントとして「絵画」が注目されつつあります。長く飾れるアートは、心に深く残る贈り物になるでしょう。大切な取引先へのギフトとしても適切で、法人の場合は経費として計上できることもメリットです。
以下の記事では、法人に絵を贈るメリットや選び方を詳しく解説しています。
自分へのご褒美に購入するのがトレンド
近年、バレンタインに、頑張っている自分へのご褒美を購入する人も増えています。チョコレートだけでなく、心を豊かにする「絵画」をご褒美に選ぶのもおすすめです。
そうした中で、心を満たしてくれる存在として「絵画」を選ぶ人もいます。自分の空間にアートを取り入れることで、ふとした瞬間に気持ちが和らいだり、前向きな気分になれたりする点が魅力です。
なお、個人事業主やフリーランスの場合、仕事用スペースに飾る目的で購入した絵画は、条件によっては経費として扱えるケースもあります。単なるご褒美にとどまらず、実用性を兼ねた選択肢として検討されることもあるでしょう。
以下の記事では、絵画を経費として計上する方法や、注意点をわかりやすく紹介しているので、併せてご覧ください。
アートリエでは、気軽に楽しめる作品から一点物の原画まで、さまざまな絵画を紹介しています。「絵画を贈るのは少しハードルが高そう」と感じている方も、まずは作品を眺めるところから始めてみてください。
バレンタインの新しい選択肢として、アートのあるギフトを検討してみてはいかがでしょうか。
>>アートの購入・レンタルのご相談はARTELIERにお任せください
2026年のバレンタインは絵画を贈る・購入するのもおすすめ

作品出典:花
いつもとは少し違う形で想いを伝えたいと感じているなら、今年は「絵画」という選択肢を考えてみるのも一つです。
ここでは、バレンタインギフトに絵画をおすすめする主な理由を3つ紹介します。
- 高級感がある
- 特別感がある
- 長く楽しめる
順に詳しく解説します。
高級感がある
アートの贈り物は実際の価格以上に価値あるものとして受け取られ、高級感のある印象を与えやすくなります。
絵画などのアート作品は、一般的な商品と異なり、ひと目で価格が分かりにくい点が特徴です。大量生産の商品とは異なり、ひと目で価値が分かりにくいからこそ、作品そのものの魅力に目を向けてもらいやすいのも特徴です。
特別感がある
アート作品は、この世界に二つと存在しない唯一無二の存在だからこそ、贈る側の深い想いが伝わり、代えがたい高揚感をもたらしてくれます。
アーティストの表現や想いが込められた作品を「自分のために選んでくれた」と感じてもらえる点も、大きな魅力です。飾って眺めるたびに、その年のバレンタインデーを思い出せる、印象に残るプレゼントとなるでしょう。
長く楽しめる
アート作品は、チョコレートのように一時的に消費されるものとは異なり、長く楽しめる点も魅力です。
季節や気分の変化に合わせて飾る場所を変えることで、同じ作品でも異なる印象を味わえます。また、日常の中でふと目に入るたびに心を和ませてくれる存在となり、年月を重ねるほどに愛着が深まっていくでしょう。
バレンタインにプレゼントして喜ばれる絵画

大切な人へのプレゼントだからこそ、「本当に喜んでもらえるものを選びたい」と悩む方も多いのではないでしょうか。
ここでは、バレンタインギフトとして選ばれやすい絵画のポイントを紹介します。
- バレンタインを連想させる配色の絵画
- 花をモチーフにした絵画
- 相手が好きなモチーフの絵画
- ペット・動物の絵画
- 飾りやすいサイズの絵画
順に説明します。
バレンタインを連想させる配色の絵画
バレンタインに贈る絵画は、甘い・かわいい配色の絵画を選ぶのがおすすめです。例えば、愛や情熱を表す赤、優しさを感じさせるピンク、チョコレートを連想させるブラウンなどが挙げられます。
これらの色を基調とした作品は、温かみのある雰囲気を演出してくれます。さらにゴールドがアクセントとして加わった絵画なら、高級感も添えられるでしょう。
花をモチーフにした絵画
海外のバレンタインでは、愛を象徴するバラなど花を贈ることが一般的です。花のモチーフは、ルノワールやゴッホといった歴史的な画家たちも好んで描いた、時代を超えて愛されるテーマといえます。
決して枯れることのない絵画の中の花は、空間に永続的な彩りを与え、見る人の心を和ませてくれます。感謝や愛情を伝える贈り物として、花の絵は喜ばれるでしょう。
相手が好きなモチーフの絵画

プレゼントを選ぶ際は、贈る相手の趣味や好きなものを思い浮かべることが大切です。例えば、旅行が好きな方には美しい風景画を、音楽を愛する人にはリズミカルな抽象画を贈ると喜ばれるでしょう。
贈る相手の趣味や好みを思い浮かべながら選んだ絵画は、それだけで特別な意味を持ちます。
「自分のことを考えて選んでくれた」と感じてもらえる点が、プレゼントとして喜ばれやすい理由の一つです。
ペット・動物の絵画
動物をモチーフにしたアートは、見る人の心を和ませる温かい贈り物になります。相手の好きな動物が描かれた作品なら、さらに愛着がわくでしょう。
ペットを飼っている方であれば、動物をテーマにした作品を選ぶことで、より身近に感じてもらえるでしょう。
飾りやすいサイズの絵画
プレゼントとして絵画を贈る場合、飾りやすいサイズを選ぶことも大切です。
絵画はオフィスや自宅など、飾る場所によって適切なサイズが異なります。初めてアートを贈る場合は、大きすぎると飾る場所に困ることがあるので配慮が必要です。
その点、A4サイズ程度のコンパクトな作品であれば、棚の上や玄関にも気軽に飾れます。
相手が飾る場所が分かっている場合は、少し大きめの絵画も選択肢に入れると良いでしょう。
バレンタインギフトにおすすめの絵画

ここでは、バレンタインギフトにおすすめの絵画を紹介します。
- スイーツにゃんこ#2ちょこニャン
- Face Vase No.8
- クマ達のチョコレートカフェ
- chocolate mint
それぞれ詳しく紹介します。
スイーツにゃんこ#2ちょこニャン

アーティスト:冨山めいみ
サイズ:18cm(縦) x 12cm(横)
購入価格:15,000円
レンタル価格:月額3,800円
作品ストーリー:猫をモチーフにした作品を数多く制作しています。こちらの作品は猫とスイーツをテーマにした現代アートを制作する際のキャラクター設定のための原画となり、原点の絵です。
名前「ちょこニャン」特徴「チョコレートが好きすぎて自らチョコレートと化してしまった猫のような生き物。チョコまみれで幸せだが健康が自分では気になっている。」
Face Vase No.8

アーティスト:川西 郁美
サイズ:33.3cm(縦) x 33.3cm(横)
購入価格:17,600円
レンタル価格:月額3,800円
作品ストーリー:草花をモチーフに、色彩と陰影のリズムを感じながら、歌うような踊るような絵をテーマに描いています。
原画作品で一点物になります。
軽いのでダルマピンなどで壁に掛けたり、ただ立てかけて置いておくだけでも素敵です。
ホルベインのマットバーニッシュで画面保護をしています。
ツヤ消しのマットな質感が軽やかでおしゃれな雰囲気です。
クマ達のチョコレートカフェ

アーティスト:神之浦由美
サイズ:34.3cm(縦) x 27cm(横)
購入価格:66,000円
レンタル価格:月額3,800円
作品ストーリー:油絵具(DUO)を用いて描いた作品原画です。
エストニア・タリンの旧市街にあるチョコレートカフェを舞台にクマ達が登場する大人可愛い作品。小さなサイズで飾りやすく、コレクションしやすい絵画です。お部屋のインテリアにもプレゼントにもおすすめです。
chocolate mint

アーティスト:香縁
サイズ:17.8cm(縦) x 18cm(横)
購入価格:10,000円
作品ストーリー:チョコミントアイスを初めて食べた時の味わいを思い出しながら描きました。
石膏 コルクボード アクリル
まとめ

この記事では、バレンタインの歴史や近年の傾向をふまえながら、ギフトとしての「絵画」という選択肢を紹介しました。
チョコレートが定番とされてきたバレンタインですが、近年は贈り方や想いの伝え方が多様化しています。絵画は、特別感があり、長く楽しめる点から、気持ちを丁寧に伝えたい場面に向いた贈り物のひとつです。
大切な人へのプレゼントとしてはもちろん、自分へのご褒美として選ぶのもおすすめです。今年のバレンタインは、いつもとは少し違うかたちで想いを伝えてみてはいかがでしょうか。










