部屋に飾る絵を購入したいと思ったときに、「どこで買えばいいのか?」「どんな絵を選べばいいのか」などお悩みの方も多いのではないでしょうか。でも心配ありません!美術館に行くようなアート好きの方でも、はじめて絵を買うときには、そのような疑問をもって当たり前のことです。
そこで今回は、絵画専門の販売サイト「アートリエ」のスタッフが、部屋に絵を購入するときに知っておきたいポイントと紹介していきます。
自分だけの素敵な絵画をみつけて、あなたのお部屋を特別なお部屋にする方法を一緒に学んでいきましょう!
初心者が押さえておきたい基本ポイント
飾る目的に合わせて絵画を選ぼう
絵画を選ぶ際には、飾る場所の雰囲気や自分の好みだけでなく、何を目的に飾るのかを明確にすることが重要です。リラックスしたい寝室には落ち着いた色の作品を、リビングなど人が集まる空間には会話が弾むような鮮やかな作品を選ぶと良いでしょう。風水を目的に絵画を選ぶ方もいるかもしれません。
価格はムリのない範囲で
絵画の価格は数千円から、高いと数百万円を超えるような作品もあります。「はじめての絵画、値上がりするような良いものを選びたい!」という方もいるかも知れませんが、家に飾る絵を選ぶなら、最初は数十万円の高価な作品ではなく、高くても5万円以内の無理せずに買える価格のものをおすすめします。
絵画は価格が高い=良いものではないですし、飾ってみてはじめて気が付くことも沢山あるからです。実際、アートリエのサイトでもはじめて絵を買う人は5万円以内の作品を買うことが多いようです。
サイズは飾る場所のバランスで
絵画の最適なサイズは飾る場所によって変わってきます。例えばリビングなどの広い空間には、20号ほどの大きめのサイズがおすすめですが、玄関や棚の上など、スペースが限られる場合には、4号~8号程度の小ぶりなサイズがマッチするかもしれません。
飾る高さは、地面から140cm~150cmの目線の高さが、作品の中央にくることが一般的ですが、周囲の家具の大きさや配置によっても変わってくるので、部屋に写真に絵画の画像をはめて見るなどしてイメージを膨らませると良いでしょう。
絵の購入場所はどこがいい?
絵画を購入できる方法と場所については主に以下の4つですが、中には初心者向けではない購入場所もあります。自分に合った場所で購入を検討してください。
- ギャラリー・画廊
- 百貨店
- WEBサイト
- 直接購入
ギャラリー・画廊での購入
ギャラリー・画廊は、絵画の専門的な販売場所で、絵画の購入場所として頭に浮かんだ方も多いかもしれません。メリットとしては、作品を直接見て選ぶことができたり、スタッフが詳細な説明を提供してくれたりするところが多いことです。
デメリットとしては、各ギャラリー・画廊で限られたアーティストの作品のみ取り合うことが多いことと、価格帯も一般的には高めで、10万円以上となることが多いため、初心者向けとは言えないでしょう。
百貨店での購入
百貨店で購入するメリットしてはアクセスが良く、定期的に展示が変わるため新しい作品に出会える可能性があります。専門のスタッフもいて丁寧にサポートしてくれるでしょう。
デメリットは、こちらも作品の数が限られており、多くの選択肢から自分にぴったりの作品を選びたい方には不向きかもしれません。価格帯も10万円以上となることが多いため、既に好みが固まっている中上級者向けと言えるかも知れません。
WEBサイト
近頃は絵画をネットで購入する方も多くなっています。メリットは、家に居ながら自分のペースで作品を見ることができ、多くの場合数千点という膨大な作品数の中から、お気に入りの作品を見つけることができるでしょう。価格帯も数千円程度からと手が届きやすく、もっとも初心者におすすめと言えるでしょう。
デメリットとして、実物を見ることができないため、色味やサイズが思っていたものと異なる可能性があります。一方、こういった点にも対応するサービスも存在し、例えばアートリエなら、まずはお試しレンタルで、アートのある暮らしを体験してみて、気に入ったら購入出来たり、イメージと合わなければ交換できたりするサービスとなっており、もはやデメリットは存在しないと言っても過言ではありません。
作家からの直接購入
SNSなどでアーティストのポートフォリオを直接確認し、気に入った作品があれば直接購入が可能で、もっともアーティストを近く感じられる購入方法であることがメリットです。
一方、デメリットとして、SNSで直接交渉するため、初めての方には少しハードルが高く、支払いや配送時のトラブルにも注意が必要です。
これらの方法を利用することで、お気に入りの絵画を見つけ、購入することが可能です。それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法で素敵な作品を見つけてください。
絵画の種類は何がある?
絵画には以下のように種類がいくつもありますが、自分だけの上質な作品を選ぶなら、印刷や複製ではない原画作品がおすすめです。
- 原画
- 版画・複製画
- プリント
原画
原画は、オリジナルで作家本人が書いた1枚しか存在しない作品です。そのため人気の作家の作品は希少性が高く価格も上がりやすいもの。そして、若手の作家は値段もリーズナブルなので将来を見据えて購入するという方もいるでしょう。絵画や油絵などの質感にこだわる方は、原画がおすすめです。
版画・複製画
版画・複製画は版を作るので、同じ作品を複製することが可能です。原画と比べると希少性は下がり、価格も低くなり易いです。版画として有名なのは、葛飾北斎や歌川国芳などの浮世絵が挙げられます。
そして、版画や複製画には、番号が記入されている場合が多いです。版画・複製画はエディションといって、複製ができる枚数が決まることで絵画の価値が守られています。たとえば、100枚刷った内の21枚目の作品なら21/100とわかるようになっています。
プリント
プリントは、絵画の画像を印刷したものです。大量に印刷ができるため、有名な作家やアーティストの作品を手頃な価格で楽しむことができます。版画や複製画と違い番号が振られておらず、希少性やアートとしての価値は低く、価格も安価な場合が多いのが特徴です。
技法別!おすすめの絵画
油彩画
アーティスト:神之浦由美
作品ストーリー:スウェーデン・ストックホルムのカフェを題材に油絵具(DUO)を用いて描いた作品です。豊かな色彩とタッチで、コーヒータイムの穏やかな時の流れを表現しています。原画に合わせた高級感あるアンティークブラックのフレーム付き。災害時にも安心の全面アクリル仕様の額縁です。
購入価格:96,200円
レンタル価格:3,800円/月
アクリル画
アーティスト:吉田絵美
作品ストーリー:爽やか可愛いライトブルーの飾りやすいA4よりもちょっと小さいサイズの作品です。ピカピカ、キラキラ、夏の風も連れてきてくれるような、水面に光る太陽光のような一枚になりました。白壁の、風の気持ちいいベランダ横のお部屋に是非。
購入価格:49,500円
レンタル価格:3,800円/月
水彩画
アーティスト:yumi taniguchi
作品ストーリー:2023年12月福岡岩田屋本館ギャラリーにて行われた展示作品 タイトルは『Portraits』人物がを中心に抽象画やお花などを展示。 『Blue bouquet 』今作は和紙を使用し独特の風合いや柔らかさ、水彩の滲みが特徴です。雨の中静かな落ち着いたブルーの色彩をイメージして描きました。 また自宅のリビングや店舗など空間に馴染む作品となっております。
購入価格:46,000円
日本画
アーティスト:YUKI
作品ストーリー:暮らしに輝きを。 銀箔を硫化させて深みのあるブロンズ色をつくり、宝石のような色彩と煌めく箔をのせています。 箔は、朝の太陽の光、斜めに入る夕日の光、夜の照明の光など、光の種類や角度によって表情がかわります。お好みの色味に見える場所を探していただけますと幸いです。 また、箔の変色を抑えるためのコーティングをしておりますが、時間経過とともに少しずつ色味が変化します。その変化もお楽しみいただけますと幸いです。
購入価格:19,800円
パステル・クレヨン・色鉛筆
アーティスト:戸谷麻友子
作品ストーリー:アヤメの花言葉「良い便り」 希望や幸せを感じさせる花 大切な誰かを想うとき 描くことが多い花です
購入価格:30,000円
レンタル価格:3,800円/月
飾る場所別!おすすめの絵画
キッチン
アーティスト:はなのかふぇ*橋爪かおり
作品ストーリー:「心で見る身体内の風景」と「記憶の中にある自然の風景」 をリンクさせて描く『身』象風景 がテーマ。 この作品は北海道の知る人ぞ知る美しい湖 「チミケップ湖」をイメージし 鮮やかな色彩と光を放つマテリアルで表現しました。 生命の働きも自然の風景も人間が意図のままに はできないという事から下絵は描かず 画面に偶然性のある技法で凹凸を作り それを基本として画面を構成してゆきます。
購入価格:27,000円
レンタル価格:月額3,800円
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ダイニング
アーティスト:高原 秀平
作品ストーリー:葉っぱの中でえっさとほいさ。 光と水を原料に、今日も工場フル稼働。 お日さま沈んで終業です。 油絵具とパステルを併用し、また部分的に光沢がでる特殊な処理をしているので、 光の当たり方や、見る角度によって様々な表情を見せてくれます。 また、この作品には天地がありません。 気分によって向きを変えることで、1枚で4パターンの飾り方を楽しむことができます。
購入価格:30,000円
レンタル価格:月額3,800円
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トイレ
アーティスト:&lemon
作品ストーリー:地表の約70%を占め、未だなお多くの謎が残されている海。それは地球の循環機能であり、生命の故郷であり、人類を冒険へとかり立たせ、創造力や物語の原動となり、心と向き合う場所となってきました。 私たちは海の何に動かされてきたのだろうか。そんなことをいつも考えています。海を中心にして起こる価値変化・循環・交換の過程で「美」が見えてくると感じ、私はこの作品をつくりました。
購入価格:17,300円
レンタル価格:月額3,800円
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寝室
アーティスト:川西 郁美
作品ストーリー:草花をモチーフに、色彩と陰影のリズムを感じながら、歌うような踊るような絵をテーマに描いています。 原画作品で一点物になります。 軽いのでダルマピンなどで壁に掛けたり、ただ立てかけて置いておくだけでも素敵です。 ホルベインのマットバーニッシュで画面保護をしています。 ツヤ消しのマットな質感が軽やかでおしゃれな雰囲気です。
購入価格:12,000円
レンタル価格:月額3,800円
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廊下
アーティスト:小林功二
作品ストーリー:いつかどこかで見た風景のような抽象画…。 を描こうと思っています。 何も決めず、自由に手を動かしながら出来上がっていくフォルム。 観てくださるかたが、それぞれに何かストーリーを思い浮かべてもらえるような…。 そんな絵を描きたいです。 「そく」
購入価格:13,200円
レンタル価格:月額3,800円
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絵画を飾るときに知っておきたいこと
賃貸の場合は、壁に穴を開けても良いか確認する
フックの種類によっては退去時に原状回復の費用を請求されるかもしれません。一方、アートリエで付属しているフックは、作品重量5㎏でも耐える丈夫なフックですが、穴が目立たずに通常消耗の範囲内なので、通常は原状回復費用を請求されることはありません。
※契約内容による部分もありますので、ご自身でも確認してください。
絵画を飾るなら、壁掛けフックと紐が付属しているか
せっかく絵画を買ったなら、その辺に置いておくのではなく、もちろん壁に飾りたいですよね。壁掛けの際には、作品の裏に壁掛け用の紐が付いているか確認してください。紐があれば、後はフックを壁に取り付けて絵を飾るだけです。
アートリエで販売されている作品は、すべて作品に紐とフックが付属しているので、届いたらすぐに素敵に飾れますよ。
こんなところには絵を飾らない!
アート作品を飾るときには、飾る場所の環境も気にかけてください。次のような場所に飾ると絵画が劣化するので要注意です。
- 直射日光が当たり続けるような場所
- 水と接触する危険があるキッチンなどの水回り周辺
- お風呂や洗面所など湿度が高くなりやすい場所
排気ガスなどを浴びやすいようなところ ご自宅では厳密な温度・湿度管理はなかなか難しいところ。その中でも、アート作品は急激な温度や湿度の変化に弱いという認識だけは持っていただきたいですね。お気に入りの絵画、アート作品を長く楽しむためにも、適切な場所に飾ってあげてください。
まとめ
いかがでしょうか?絵画をはじめて購入するときは、悩んでしまうこともあるかも知れませんが、絵画専門の販売サイト「アートリエ」では、数百人のアーティストと数千点の作品の中から、あなたにぴったりの絵画と出会うことができます。
この記事でご紹介したいくつかのポイントを押さえて、お気に入りの素敵な絵画をアートリエで見つけてみてください。