アートリエ編集部が、法人に贈るギフトについて詳しく解説します。
法人に贈るギフトには選択肢が多いため、目的や予算に合わせて選ぶことが大切です。そんな法人へのギフトですが、「種類や選び方を知りたい」「マナーやタブーも確認したい」と思う方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、法人に贈るギフト14選を詳しく解説します。また、ギフトの選び方やマナーも併せて紹介します。この記事を読めば、カジュアルなタイプから高級ギフトまで理解できるので、迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
法人に贈る高級ギフト

周年・就任・移転など“節目”のシーンで法人に贈る高級ギフトとして、高級ギフトが選ばれる傾向があります。以下は定番の候補です。なお、特別感をより強く演出したい場合は「アート」も有力な選択肢です(詳しくは後段で解説)。
- 胡蝶蘭
- 高級カタログギフト
- 企業のロゴ入りオブジェ・グッズ
- お酒
- グルメ
1つずつ順番に紹介します。
胡蝶蘭
胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」「発展」などの花言葉があります。花言葉から連想されるイメージはビジネスシーンにふさわしく、贈ることで相手に喜ばれることがほとんどです。
胡蝶蘭は、高級なギフトとして人気があり、大きな祝いごとに用いられる傾向にあります。
高級カタログギフト
高級カタログギフトには、高級グルメやブランド品、エステや温泉といった体験型のギフトまで掲載されています。選べるギフトや幅広い年齢層に対応可能で、さまざまなシーンに活用できます。
そのため、「贈り先の好みが分からない」「選択肢が多すぎて何を贈ればよいのか分からない」といった際におすすめです。
企業のロゴ入りオブジェ・グッズ

企業のロゴ入りオブジェ・グッズは、周年記念や創立記念など、節目のあるタイミングに最適です。グッズの他にも時計やグラス、名前入りのプレートなど、多岐にわたります。
ただし、オブジェやグッズは形として残るため、記載する社名や宛先などは間違えないように注意しましょう。
お酒
お酒は、法人へ贈るギフトの定番品の1つです。有名なブランドの日本酒やウイスキー、ワインやシャンパンなど、相手の好みに合わせて選ぶとプレミアム感があり喜ばれます。
お酒は、ブランド以外にも香りや味で選ぶのもおすすめです。相手の好きな食べ物に合わせて選ぶのもよいでしょう。
グルメ
法人へグルメを贈る際は、ワンランク上のギフトを選ぶと喜ばれます。有名焼き肉店の特選ロースセットや、ブランド牛をはじめとしたお肉のセットは、贈呈品としても人気があるようです。
日常的にお酒をたしなむ方であれば、高級ハムをメインにしたおつまみセットを贈るのもよいでしょう。ただし、グルメは相手の好みに左右されやすいため、事前に嗜好やアレルギーの有無を確認できると安心です。
法人に贈るカジュアルなギフト

法人に贈るカジュアルなギフトは、以下のとおりです。
- 飲料
- お米
- お菓子の詰め合わせ
- タオルセット
- 観葉植物
- プリザーブドフラワー
- 食品・日用品中心のカタログギフト
- ギフトカード
それぞれ確認していきましょう。
飲料
飲料は、選ばれやすい定番ギフトの1つです。コーヒーや紅茶、お茶など、数本セットで贈ると従業員にも喜ばれます。また、飲料は日持ちが長いため、長期保存にも向いています。従業員で楽しむ以外にも、来客時に使用できる万能なギフトです。
珍しい産地や品質の高い飲料を贈ると、さらに特別感が生まれ、贈り先の満足度も高まります。
お米
お米はライフスタイルを問わず、多くの人が口にする食べ物です。日常的に消費する食べ物のため、性別や年齢問わず、幅広い方にギフトとして贈れます。
品質の良いおいしいお米は、法人にギフトとして贈っても喜ばれることがほとんどです。さらに、贈る相手のことも考慮して、持ち帰りしやすいサイズのお米を贈るとよいでしょう。
お菓子の詰め合わせ

お菓子の詰め合わせはギフトの中でも人気があり、お中元やお歳暮などの定番の1つです。相手がすぐに消化できないこともあるため、日持ちするお菓子を贈るとよいでしょう。
また、従業員の方も手に取りやすいように、個包装になっているお菓子の詰め合わせを選ぶのもおすすめです。
タオルセット
肌触りの良いホテル仕様のタオルは、ギフトとしておすすめです。タオルは何枚あっても困らないため、喜ばれやすい傾向にあります。
ただし、直接人の肌に触れるアイテムのため、店頭で肌触りを確認してから贈るとより安心です。
観葉植物
観葉植物は、開店祝いや移転祝いなどの節目に贈るギフトとして、人気アイテムの1つです。事務所や店舗の入り口、エントランス前などに飾れるため、ギフトとして喜ばれます。
観葉植物をギフトとして贈る際は、相手のことを考慮して置き場所に困らないサイズや、設置場所に合うタイプを選ぶとよいでしょう。暑さや寒さに強かったり、枯れにくいタイプだと、相手も育てやすいためおすすめです。
お祝いが伝わるように、立て札やメッセージカードも添えてみてください。
プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーは保存加工された花で、水やりなどの管理が不要のため、管理しやすいと人気があります。花粉の心配も少なく、手軽に置けて空間を彩ることができるので、オフィスでも受け取りやすく、法人におすすめのギフトの1つです。
サイズ感と色味を相手の環境に合わせて選ぶと喜ばれます。
食品・日用品中心のカタログギフト
カタログギフトは、相手に好きな品物を選んでほしいときにおすすめで、グルメから雑貨までさまざまなジャンルが掲載されています。さまざまな選択肢から好みのギフトを選べるため、相手に喜ばれます。
カタログギフトの価格帯は幅広く設定されているため、贈り先に合わせて選ぶとよいでしょう。
ギフトカード
ギフトカードは、感謝の意を示す際に贈られることが多いギフトです。顧客のモチベーションやロイヤリティの向上に効果的といわれています。ギフトカードには、「デジタルギフトサービス」「プリペイドカード」「ギフトカード」などがあります。
全国どこでも使用できるカードから、ネットでしか使用できないカードまであるため、相手が使いやすいか考慮して選ぶとよいでしょう。
法人にギフトを贈る際のステップ

法人にギフトを贈る際は、以下の4ステップの順に進めましょう。
- 贈る理由を明確にする
- 予算を決める
- 相手が喜ぶギフトを選定する
- 失礼がないように贈る
それぞれ順番に解説します。
1.贈る理由を明確にする
法人ギフトを贈る際、理由を明確にすることが大切です。理由が不透明だと、どのギフトを贈れば良いのか分からなくなり、予算も決められません。
法人ギフトはお中元やお歳暮など、さまざまなシーンに用いられます。何のために贈るのかを明らかにし、目的に合ったギフトを贈りましょう。
2.予算を決める
ギフトを贈る目的が決まったら、何人規模の法人に贈るのかを調べ、予算を設定しましょう。発送する場合、商品代以外に配送料がかかる場合もあります。
ギフトカードを贈る際は、商品代+配送料・手数料(ギフトカード等)、必要に応じてのし/名入れ費用を含めた総額で設定します。大量一括配送や個別配送の有無も合わせて確認しましょう。
3.相手が喜ぶギフトを選定する
相手が喜ぶギフトを選定するには、贈り先の好みを把握しておくことが大切です。好みの把握は、日々のコミュニケーションや過去の贈答履歴などで得られます。さりげない会話で「好きなものは何ですか?」といった質問を投げかけてみましょう。
好みが把握できていない場合は、相手側がギフトを選べるカタログギフトがおすすめです。また、お菓子の詰め合わせや飲料なども失敗しにくい定番ギフトといえます。
4.失礼がないように贈る

法人にギフトを贈る際のマナーは、手渡しと発送それぞれで異なります。手渡しの場合は、あいさつする際や商談の終わりなどのタイミングが良いとされています。
相手に渡す際は、「いつもお世話になっております。どうぞお受け取りください。」といった言葉を添えると、相手も受け取りやすくなります。
発送の場合は、ギフトが壊れないようにしっかりと梱包する必要があります。緩衝材や段ボール箱を使用し、安全に届けるための配慮を欠かさないことが大切です。相手方が社内にいないと受け取れないため、事前に発送予定日を伝えておくと、スムーズに受け取れます。
法人へ贈るギフトを選ぶポイント

法人へ贈るギフトを選ぶポイントは、以下のとおりです。
- オンラインでスムーズに選べるか
- サービスが充実しているか
- ラインナップが豊富か
1つずつ順番に解説します。
オンラインでスムーズに選べるか
ギフトをオンラインで選ぶと、選択や料金の支払いを簡単に済ませられます。忙しくて買い物に行く時間がない方は、オンライン上でギフトを選べるサイトを利用すると便利です。
オンラインは、サイトによってシステム料やサービス料、商品のラインナップが大きく異なります。贈り先に合ったラインナップで、利用しやすく、スムーズに購入できるサイトを選ぶとよいでしょう。
サービスが充実しているか
ギフトを選ぶ際、サービスが充実しているかも確認しましょう。サービスが充実しているショップであれば、ロゴやメッセージを入れられたり、手数料が安かったりすることもあります。
ギフトを選ぶ際に質問や相談ができるかどうかも、チェックしておくと安心です。
ラインナップが豊富か
ギフトを選ぶ際は、サイトに掲載されている商品のラインナップが豊富かどうかも、確認が必要です。グルメや装飾品、体験型といったさまざまなジャンルが豊富にそろっていると、ギフトを選びやすい傾向にあります。
さらに、あらゆるギフトがそろっていると、1つのサイトで完結するため、時間短縮も可能です。
法人へギフトを贈る際のマナーとタブー

法人へギフトを贈る際は、以下のマナーとタブーがあります。
- お歳暮は贈る時期に気をつける
- 踏みつけるタイプのギフトは選ばない
- ハンカチは避ける
良好な関係性を築くためにも、マナーとタブーを押さえておきましょう。
お歳暮は贈る時期に気をつける
お歳暮は、11月下旬から12月上旬が一般的なため、時期を間違えないように注意が必要です。ただし、地域によっては12月上旬~12月下旬としている場合もあります。相手の地域に合わせて贈るのが一般的とされているため、確認しておくと安心です。
地域に限らず、12月20日ごろまでに届くように手配するとよいとされています。年末ギリギリに贈ると、お正月の準備で忙しい可能性もあるため、注意が必要です。
踏みつけるタイプのギフトは選ばない
スリッパや靴下、マット類などは足で踏みつけるイメージを連想させるため、贈り物としてふさわしくないといわれています。
また、「下」がつく品は、「相手を下に見ている」といった意味に捉えられることもあります。これらは目上の方への贈り物としては控えられることがあるため、実用性が高い別カテゴリ(タオル・飲料等)に置き換えるのがおすすめです。
ハンカチは避ける
ギフトを選ぶ際、ハンカチは避けましょう。ハンカチは、漢字にすると「しゅきん」「てぎれ」と読む場合もあります。地域や相手の解釈によっては「別れ」を連想させるとされるため、フォーマルな贈答では避けられることがあります。
一方で、実用品として歓迎されるケースもあるため、迷う場合は相手の文化・社風に合わせて選定するのが無難です。
近年、法人へ贈るギフトとしてアートが人気

近年、法人へ贈るギフトとして、アートを選ぶ企業が増えつつあります。一点物ならではの特別感や空間を彩る実用性があることと、相手のオフィスやブランドイメージに合わせて選びやすいのも理由の一つです。
どのようなアートを選んだらよいか迷う場合は、相手が飾りやすいように、抽象画や風景画など受け入れられやすいモチーフから、サイズは飾りやすい中〜小型を選ぶと安心です。
オーダーメイドで相手のコーポレートカラーや理念を反映する方法もあります。
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法人に贈るギフトで特別感を演出するならアートもおすすめ

法人に贈るギフトで特別感を演出するのであれば、アートがおすすめです。アートは生活空間を彩るアイテムとして最適で、贈られた人も長く楽しめるため、特別なギフトとして保存してもらえます。
お歳暮やお中元の定番となったお菓子やお酒、飲料は、贈り先に残りません。一方で、アートは飾ることで特別感があり、インパクトのある贈り物といえます。
法人へのアートの贈答に関しては、以下の記事で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
法人へのギフトにアートを贈るメリット

法人へのギフトにアートを贈るメリットは、以下のとおりです。
- 相手の世界観に合わせやすい(モチーフ/色/サイズの選択・オーダー対応)
- 長く楽しめる(空間を彩る実用性、記念品として残る)
- 特別感・話題性(一点物や作家性による差別化)
- 選定の支援が受けられる(専門家によるコンサルティングでミスマッチを回避)
アートを贈る際は、事前に好みや企業のイメージを理解しておくと、相手にマッチしたアートを選べます。インテリアとして、長く楽しむことも可能です。さらに、多くのアートはこの世に1つしかないため、特別感を演出できます。
まとめ

この記事では、法人に贈るギフトを解説しました。
ギフトはお菓子やお酒、雑貨など多岐にわたり、高級品からカジュアルなタイプなどさまざまです。そのなかからギフトを選ぶ際は、相手の好みを把握しておくことが大切です。
法人にギフトを贈る際に、特別感を与えたい場合は、アートもおすすめです。1点もののアートを贈ることで相手に喜ばれ、ビジネスチャンスをつかめる可能性もあります。
この記事を参考に、法人に贈るギフトを選んで、さらに相手と良い関係を築きましょう。
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