アートリエ編集部がホテルに飾る絵画について解説します。
絵画を飾ることで空間を華やかに演出するだけでなく、宿泊客に特別な空間をもたらし、ホテルのイメージを定着させる効果にも期待できます。そんなホテルの絵画ですが、「自社のホテルに合う絵画を設置したい」と思う方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ホテルに絵画を飾るメリットや導入方法について解説します。また、絵画を飾るポイントや、レンタルまたは購入するメリットも紹介します。
この記事を読めば、ホテルにぴったりの絵画がわかるので、作品選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
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ホテルに絵画(アート)を飾るメリット

ホテルに絵画を飾る主なメリットは、以下のとおりです。
- アートでおもてなしを演出できる
- 雰囲気を整えられる
- 場所を選ばずに飾れる
- ホテルのイメージを形成できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
アートでおもてなしを演出できる
ホテルに絵画を飾ることで、宿泊客に対するおもてなしにつながります。滞在客は美しいアートを視覚的に楽しみ、心地よいひとときを過ごせます。
ホテルは、仕事や旅で疲れた人が落ち着いて休む場所です。絵画があることで疲れた心も癒され、「このホテルは細部まで気を配っている」といった印象を与えられます。絵画は、ホテル全体のホスピタリティやサービスの高さを伝える要素の1つです。
雰囲気を整えられる
絵画を飾ることで、例えばロビーには華やかさや高級感を、レストランには落ち着きや安らぎを演出できるなど、それぞれ最適な雰囲気に整えられます。作品のテイストによってはラグジュアリー風や和モダンなど、ホテルのインテリア全体と自然に調和させることも可能です。
絵画を上手に取り入れることで、宿泊客の記憶に残る上質な空間づくりにつながります。
場所を選ばずに飾れる
絵画はロビーだけでなく、廊下やレストラン、エレベーターなどホテル内のさまざまな場所に飾ることができます。広い空間や棚の上など、少し空いたスペースに絵画を飾ることでアクセントになり、手軽に印象を変えられる自由度の高さが魅力です。
また、季節や空間の雰囲気に合わせて簡単に入れ替えることができ、インテリアを変えるよりもコストや労働力を抑えられます。柔軟な取り入れ方ながら、ホテルの各所に個性や高級感を与えられます。
ホテルのイメージを形成できる
絵画は、ホテルのイメージを効果的に伝える媒体にもなります。高級感や洗練された雰囲気作り、アットホームさなど、選ばれた作品がそのままホテルの顔になるケースもあります。
ホテルのコンセプトに沿った作品に統一するとブランディング効果を発揮し、訪れる一人ひとりにホテルのイメージを印象付けることも可能です。
地域文化を融合させた絵画を飾れば、他のホテルとの差別化もできます。
ホテルに絵画(アート)を導入する方法

ホテルに絵画を導入する方法には、購入とレンタルの2種類があります。サブスクリプション型サービスも展開されていますが、作品はホテルのコンセプトや内装デザインと調和させるため、アートコンサルタントに相談しながら購入やレンタルするのが安心です。
それぞれのメリットは、以下のとおりです。
| 導入方法 | メリット |
| 購入 | ・ホテルの資産として長期保有できる ・オリジナル性や希少価値を高められる ・事業経費として計上できるため経費計上ができるケースもあり、節税効果が期待できる |
| レンタル | ・季節やテーマに合わせて作品を交換できる ・初期コストを抑えて導入できる ・保管やメンテナンスにかかる費用が発生しない |
メリットを比較し、ホテルに合った導入方法を選んでみてください。
ホテルに絵画を飾る際の7つのポイント

ホテルに絵画を飾る際は、以下のポイントを意識してみてください。
- コンセプトに合った絵画を飾る
- 色や素材にこだわる
- 小さな絵画を複数枚飾る
- 目線に合わせて設置する
- 飾る場所によって絵画のサイズを変える
- ホテルの雰囲気に合う絵画を選ぶ
1つずつ詳しく解説します。
コンセプトに合った絵画を飾る
ホテルの絵画を選ぶ際は、コンセプトやテーマに合った作品を飾ることが重要です。たとえば、和風のホテルには和のテイスト、モダンなホテルには抽象画や現代アートが調和する傾向にあります。
コンセプトを明確に反映することで、統一感のある空間が生まれ、宿泊客にホテルのイメージを印象付けられます。
色や素材にこだわる
絵画の色味や素材は、空間の雰囲気を左右します。壁の色やインテリア、照明との調和を考慮して飾ることで、統一感が出せるためです。落ち着いた色合いで安らぎを演出するか、華やかな色彩で視覚的なアクセントにするなど、絵画でホテルのイメージ作りも可能です。
また、絵画を導入する際は素材にもこだわることが大切です。和テイストなホテルでは和紙や布などを用いた作品がマッチします。キャンバス素材の絵画は、高級感を演出する際に効果的です。
小さな絵画を複数枚飾る

小さいサイズの絵画を複数組み合わせて飾ると、空間に多彩な表情を演出できます。複数枚並べることで、ギャラリーのような印象を与え、空間に動きや奥行きを演出することができます。
飾り方にパターンがあり、統一感やバランスを考慮することで、より洗練された印象になるでしょう。
目線に合わせて設置する
絵画の設置は目線の高さが推奨されており、中心部が床から140〜150cmの位置にくるように飾るのが理想的とされています。客室に飾る際は座った状態を意識して、設置するとよいでしょう。
ロビーやレストランなどでは、ソファーやいすに座るタイミングが多くあります。実際に座ってみて、目の高さに絵の中心がくると、ベストといわれています。これにより視線に入りやすくなり、空間全体のバランスを整えることが可能です。
飾る場所によって絵画のサイズを変える
ロビーやエントランスなどの広い空間には、20〜50号(約72×61cm〜116×91cm)サイズの大きめな絵画がおすすめです。廊下やトイレなど、狭い場所には8号(約45×38cm)サイズ以下のコンパクトな作品が納まりやすい傾向にあります。
このように、絵画を選ぶ際は壁の大きさや形状に合わせて最適なサイズを選ぶことで、空間のバランスが保たれます。サイズを意識することで、違和感のない自然な配置の実現が可能です。
ホテルの雰囲気に合う絵画を選ぶ
ホテルの雰囲気に合った絵画を選ぶと、空間をより一層引き立てられます。クラシックやモダン、ナチュラルといったホテルにマッチした作品は、ブランディング効果につながるでしょう。
ホテルに合う雰囲気の絵画を探している方は、アートリエをご活用ください。アートリエでは、マッチする絵画の提案から導入まで、ワンストップでサポートしています。
5,000点の作品から選べるため、予算とホテルのインテリアに合った絵画を探している方は、ぜひアートリエにご相談ください。
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【場所別】ホテルに飾る絵画の選び方

ここからは、ホテルに飾る絵画の選び方を場所別に解説し、おすすめの作品も紹介します。紹介する場所は、以下のとおりです。
- ロビー
- 客室
- レストラン
- 廊下
1つずつ詳しく見ていきましょう。
ホテルのロビーに飾る絵画
ホテルのロビーは施設の顔といえるため、存在感ある大きめの絵画が最適です。華やかさや非日常感、ホテルのブランドイメージを印象的に演出でき、訪れる人に良い第一印象を与えます。余白を活かした配置もポイントです。
「WSM-2021-RED-01」

アーティスト:吉田絵美
サイズ:46cm(縦) x 16cm(横)
購入価格:48,400円
レンタル価格:月額3,800円
作品ストーリー:人生初のWSM号作品。ぎゅぎゅっと想いを詰め込んだ楽しい作品です。
縦に長く、階段の踊り場などのちょっとした柱にも飾れます。
お部屋を明るくしたい方にぜひ。
「波動 #58」

アーティスト:眞野丘秋
サイズ:45.5cm(縦) x 53cm(横)
購入価格:80,000円
レンタル価格:月額3,800円
作品ストーリー:宇宙からのインスピレーションに従って、体が動くままに、オートマティックに制作しました。
宇宙のどこかに存在するエネルギーや波動を表現しています。
カラフルながらも、とてもシンプルで繊細な作品です。
ストリングジェルメディウムという画材を使用していますので、絵画表面に凹凸があります。
マットバーニッシュという仕上げ材で絵画表面をコーティングしていますので、マットな仕上がりになっています。
なにか大いなる存在に描かされた感覚がありますので、サインは表面ではなく、裏面に記載してあります。
ホテルの客室に飾る絵画
ホテルの客室には、インテリアと色味が合う絵画がおすすめです。インテリア、雑貨と色味を合わせると、空間の印象がまとまり統一感が出て、滞在するゲストのくつろぎをサポートします。
サイズや高さにも配慮し、目線周辺に設置することでより自然な空気感を生み出せます。
「アルストロメリア」

アーティスト:もんでんゆうこ
サイズ:41cm(縦) x 24cm(横)
購入価格:95,000円
レンタル価格:月額3,800円
作品ストーリー:大好きな花を何気なく描いてみました。
輪郭がシャープでとても描きやすいモチーフ。近所に花屋があることが、とてもありがたい。
完成後フィキサチーフでスプレー保護したあと、Liquitexグロスバーニッシュを3回塗り重ね、艶出ししています。
「Rhythms & Feelings No.63」

アーティスト:川西郁美
サイズ:27.3cm(縦) x 27.3cm(横)
購入価格:16,500円
レンタル価格:月額3,800円
作品ストーリー:草花をモチーフに、歌うような踊るような絵をテーマに描いています。
水彩用のキャンバスに描いてあり、紙に描くよりも発色が良く、透明感ある色彩になるのが特徴です。
水彩色鉛筆も用いています。この色鉛筆は水に溶けて水彩絵の具のようになります。繊細な表情を出すのに絵の具と使い分けています。
レストランに飾る絵画
レストランに飾る絵画は、食事空間にふさわしい洗練や温かみを意識して選択しましょう。料理や店舗テーマと調和した作品を選ぶと、居心地の良い雰囲気を作り出します。季節感や色彩にもこだわると効果的です。
「Life energy No.6」

アーティスト:吉田美紀子
サイズ:50cm(縦) x 60.6cm(横)
購入価格:154,000円
レンタル価格:月額5,700円
作品ストーリー:見上げるくらい大きな樹木。
風に揺られ爽やかに、気持ちよさそうに揺れる元気な葉の間からはリズミカルに木漏れ落ちる太陽の光。
私はいつもその心地よい揺らぎの中から楽しみと元気をもらっています。
アクリル絵具に艶のあるメディウムを混ぜて描いているので、色彩に透明感があり厚みのある仕上がりになっています。シルバー色の部分は、アルミ箔が貼ってあり、観る角度によってキラキラと輝いて見えます。
「Especially For Me」

アーティスト:神之浦由美
サイズ:53cm(縦) x 39cm(横)
購入価格:198,000円
レンタル価格:月額5,700円
作品ストーリー:イタリア・ベネチアの風景を油絵具(DUO)を用いて描きました。暖かみを感じる作品です。原画に合わせた高級感あるアンティークマホガニー×ゴールドの前面UVカットアクリル仕様のフレーム付きです。
廊下に飾る絵画
ホテルの廊下は単調な空間のため、目を引きやすい色やデザインがおすすめです。壮大な風景画や色鮮やかな抽象画などを設置すると、魅力的な空間に整えられます。
客室の多いホテルは、廊下に絵画を飾ることでコストを抑えられるうえ、ホテルのブランドイメージの向上にもつながります。
「月が眼を瞑る_#2」

アーティスト:高原 秀平
サイズ:41cm(縦) x 25cm(横)
購入価格:62,000円
レンタル価格:月額3,800円
作品ストーリー:お月さまは、いそがしい。
シアトル照らすの、どうするの。
全体に光沢がでる特殊な処理をしているので、
光の当たり方や、見る角度によって様々な表情を見せてくれます。
「旅の夢」

アーティスト:きじは
サイズ:60.6cm(縦) x 72.7cm(横)
購入価格:250,000円
作品ストーリー:抽象的な夢の中の世界を表現してみました。自然の風景であったり、街や工場の灯り、海と宇宙の繋がり、様々な旅のシチュエーションを描きました。
ホテルに絵画(アート)を導入するならアートリエにお任せ

ホテルに絵画を設置する際は、コンセプトに沿った作品を選ぶことでインテリアとマッチし、ブランディング効果も高まります。自社に合う絵画をスムーズに選びたい方は、ぜひアートリエにご相談ください。
アートリエでは、アートのレンタル・購入が可能です。選定から導入まで、ワンストップサービスにも対応しています。
ホテルの雰囲気やイメージに合う最適なアートを、約5,000点の作品の中から提案し、季節に合わせた選定も可能です。コーディネートも可能なため、お任せいただければ誰もが納得する空間づくりに対応できます。
ホテルにマッチした絵画を探している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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まとめ

この記事では、ホテルに絵画を飾るメリットや導入方法を紹介しました。
絵画はおもてなしの心を伝え、空間に洗練された雰囲気をもたらします。導入する際は、サブスクリプションのサービスもありますが、ホテルに合わせて選ぶならレンタルか購入がおすすめです。
作品を選ぶ際は、ホテルのコンセプトや設置箇所の雰囲気に合っているかなど、ポイントを把握することも重要です。
この記事を参考に、ホテルに合った絵画を選んで、イメージを整えましょう。
アートリエでは予算や目的、設置場所に合わせて最適なアートを提案し、導入までをワンストップでサポートしています。5,000点に及ぶ作品から選べるため、ホテルの個性やブランドイメージにふさわしい作品が必ず見つかります。
購入やレンタルを検討している方は、ぜひアートリエへご相談ください。










