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2026.06.30

ピカソの正確な本名は?実は2種類ある名前や長いフルネームの覚え方について詳しく解説します!

ピカソの正確な本名は?実は2種類ある名前や長いフルネームの覚え方について詳しく解説します!

ピカソといえば「あのゲルニカを描いた人!」というように、球体などの幾何学的な形が組み合わされたあの独特な絵がパッと思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?パブロ・ピカソという名を知らない人はいないくらい、世界的に有名な画家ですよね。キュビズムという独特の手法を使って描かれた芸術作品でも広く知られていますが、実は彼のフルネームについてはあまり知られていないかもしれません。

この記事では、ピカソの驚くほど長いフルネームと、その背景にある文化や歴史について、アートリエ編集部が以下にて詳しく解説します。また、彼の名前に込められた意味を知ることで、彼の作品に対して違った見方ができるようになるかもしれません。

ピカソの本名は2つある?

パブロ・ピカソ

ピカソの本名は1つですが、「2つあるのでは?!」と誤解されることもあります。その理由は、ピカソの本名の長さにあります。彼のフルネームは驚くほど長く、パブロ・ピカソという名前が世の中に知れ渡っていることから、「本名が二つある」という誤解が生まれたのではないかと思われます。また、実際に、彼の名前は出生証明書と洗礼証明書で異なっており、どちらも非常に長いことが特徴です。では、以下で彼の名前について実際に触れていきましょう。

出生証明書

ピカソの出生証明書に記載された名前は「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・フアン・ネポムセーノ・シプリアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ」となっています。この長い名前は、彼の家族の歴史や宗教的背景、スペインの文化に深く関係しています。

洗礼名

彼の洗礼名はさらに長く、「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・フアン・ネポムセーノ・クリスピン・クリスピニャーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード・マリア・デ・ロス・レメディオス・アラルコン・イ・エレーラ・ルイス・イ・ピカソ」となっています。ここに含まれる「クリスピン」と「クリスピニャーノ」は、ピカソの誕生日である10月25日の守護聖人である、クリスピヌスから取られた名前です。

ピカソの本名はどっちが正しい?

ピカソの本名が非常に長いため、「どちらが正しいの?」と疑問に思う方もいるかと思います。実際にはどちらの名前も正しい、というのが答えです。出生証明書に記載された名前も、洗礼証明書に記載された名前も、シーンによって彼の正式な名前として使われています。ただ、ピカソの「本名」は法的には出生証明書に記載された方ではありますが、彼の宗教的・文化的背景を考えると、洗礼名もまた彼の名前の一部として「正しい」とも言うことができます。

ピカソの本名が長い理由!

アヴィニョンの娘たち

では、なぜピカソのフルネームがこんなにも長いのでしょうか?その理由を以下で詳しく説明していきます。

ピカソのフルネームはなぜ長い?

ピカソの本名が長い理由は、スペインの伝統が深く関係しています。スペインでは伝統的に親族の名前を入れることが一般的で、ファーストネーム(名)では、聖人の名前や親や祖父母の名前を引き継ぐことが多いと言われています。特にカトリック教徒の家庭では、子供に多くの名前を付けることが一般的とされており、それによって家族や聖人への敬意を示すことができるのだとか。上記のことから、ピカソの名前にも、父方および母方の祖父母の名前、代父母の名前が含まれています。ただ、ピカソくらいの長い名前の人は同じスペインでも珍しく、なぜこんなにもピカソの名前が長いのか、という理由については、父方と母方の祖父母、代父母の名前の他に、複数のミドルネームや守護聖人の名前も多くついていることが理由だとされています。

ピカソの名前の意味は?

ピカソの名前には、それぞれ特別な意味があります。「パブロ」は聖パウロに由来しており、「ディエゴ」は父方の祖父の名前で、旧約聖書ヤコブに連なるとする説など、語源に諸説があります。その他の名前も、すべて聖人や家族の名前を表しており、ピカソの名前全体が彼の家族と彼の信仰を反映しています。たとえば、「ホセ」はスペインで広く使われる聖ヨセフに由来する伝統的な名前で、「フアン・ネポムセーノ」は彼の代父(ゴッドファーザー)の名前です。

また、「クリスピン」と「クリスピニャーノ」は、3世紀に殉教した兄弟の聖クリスピンと聖クリスピニアノに由来しています。これらの名前が彼のフルネームに含まれていることで、ピカソの名前はさらに長くなり、宗教的な意味が強く表されています。

パブロ・ピカソと略される理由

ピカソの名前は非常に長いため、日常生活や芸術の場では「パブロ・ピカソ」と略して使われることが一般的でした。ピカソがフランスに移住する前に、母方の姓である「ピカソ」が芸術家としての名前にふさわしいとされ、これを使用するようになりました。なぜピカソという名前が美術家としてふさわしいとされたのかについては、発音が短く、力強く、覚えやすいという特徴があり、耳に残りやすい名前だったことが挙げられます。また、フランスで活動する際にも、このピカソという名前の響きがよく、覚えやすい名前でもありました。また、彼のフルネームの末尾にある「ルイス・イ・ピカソ」の「イ(y)」は「〜と」を意味しますが、芸術家名としては母方の姓である「ピカソ」だけを用いる形が採用されました。

 

ピカソのフルネームの覚え方

ゲルニカ

こんなにも長いピカソの名前を、もし覚えようとする場合は一苦労ですよね。そこで、以下ではピカソの長い名前を覚えるためのいくつかの方法をご紹介いたします。

寿限無のように覚える

日本の「寿限無」のように、リズムに乗せて繰り返し練習することで、長い名前を覚えることができます。

寿限無というのは、日本の伝統的な落語の有名な演目の一つで、特に長い名前を持つキャラクターをテーマにしたもの。内容としては、ある夫婦が子供の名前を決める際、できるだけ縁起の良い名前を付けようとしますが、一つの名前に決められず、僧侶が提案した全ての縁起の良い名前を組み合わせた結果、子供の名前は非常に長くなり、「寿限無寿限無五劫の擦り切れ…」と続く滑稽な名前が誕生した、というユーモアたっぷりの面白いお話です。長い名前が覚えにくく、呼びにくいという日常の不便さを笑いに転換している点でも、寿限無は日本人に広く親しまれています。

この寿限無によって名前を覚える、という方法は、特に言葉遊びが好きな人には効果的な方法ですので、ぜひ試してみてくださいね。

空間とイメージを用いた「空間法」

ピカソの長い名前を覚えるもう一つの方法として、「空間法」と呼ばれる記憶術を使うことも効果的です。これは、名前のそれぞれの部分を特定の場所やイメージに関連付けて、それを思い出すことで長い名前を記憶する方法です。たとえば、家のそれぞれの部屋にピカソの名前を一つずつ置き換えて、その部屋を想像しながら名前を思い出すといった感じです。この方法を使うことで、ピカソの長い名前も簡単に覚えることができるようになります。

ストーリー形式で覚える

ピカソの長いフルネームを覚えるためのもう1つのおすすめの方法は、ストーリー形式で覚える「ストーリー法」です。この方法では、名前の各部分を物語の要素として組み合わせ、頭の中でストーリーを作ることで、長い名前を覚えやすくします。

例として、ストーリー法でピカソの名前を覚えてみましょう。

ピカソのフルネームを以下のようにストーリーとしてイメージしてみます。

・パブロ(Pablo):主人公の名前はパブロ。

・ディエゴ(Diego):彼の親友の名前はディエゴ。

・ホセ(José):パブロの父親はホセという名の聖者の名前から取られた。

・フランシスコ(Francisco):家族の伝統で、フランシスコという名も受け継いでいる。

・デ・パウラ(De Paula):母親の親しい友人であるパウラさんがいた。

・フアン・ネポムセーノ(Juan Nepomuceno):パブロが尊敬している聖人フアン。

・マリア(María):聖母マリアからインスピレーションを受けた。

・デ・ロス・レメディオス(De los Remedios):家族の救済を象徴する名前。

・クリスピニャーノ(Crispiano):勇敢なクリスピニャーノという人物がいて、彼の名を受け継いだ。

・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード(De la Santísima Trinidad):信仰深い家族の三位一体を象徴する部分。

・ルイス・イ・ピカソ(Luis y Picasso):最終的に、父方と母方の姓であるルイスとピカソでストーリーが締めくくられる。

上記のキャラクターが登場するストーリーを頭の中で映画のようにイメージして、各キャラクターや出来事を想像してみます。たとえば、パブロがディエゴと一緒に冒険に出かけ、フアン・ネポムセーノに出会い、最後にピカソ家の伝統を守り抜くという物語を作ることができます。こうしたストーリーを作ることで、名前のそれぞれの部分が視覚的に関連付けることができ、記憶に残りやすくなります。こういったストーリーが強く記憶に残ると、名前を簡単に思い出すことが可能になります。この方法は特に名前の意味や背景に興味がある人にとって効果的な覚え方です。

そもそもピカソってどんな人?

画家とモデル

パブロ・ピカソは1881年にスペインのマラガで生まれ、1973年にフランスで亡くなった20世紀を代表する有名な画家です。彼は非常に多くの作品を残したことでも有名な芸術家で、その作品数は約13万点以上という膨大な数となっています。また、ピカソは幼少期からその芸術的な才能を開花させ、10代後半にはサロンへの出品など本格的な活動を始めました。そのため、彼の画家としてのキャリアは非常に長く、その間にさまざまなスタイルや技法を試していました。

また、ピカソは特に「キュビズム」という革新的な芸術運動の創始者として知られています。この運動は、物体を分解して再構成することで、今までの視覚芸術の枠組みを打ち破る新しいものでした。このキュビズムを使った彼の代表作として『アビニヨンの娘たち』といった有名な作品が挙げられます。こういったキュビズムの技法や彼の政治的・社会的なメッセージは作品の中に強く反映されています。また、ピカソは絵画だけではなく、彫刻、版画、陶芸など、様々な分野で活動を展開し、彼の作品は世界中の美術館やコレクションに所蔵されています。

なぜこんなにも有名なの?

ピカソがこんなにも有名になった理由は、彼の芸術における革新性と多様なスタイルにあります。彼は20世紀初めころにおいて、伝統的なリアリズムから脱却し、キュビズムを通じて芸術の新しい可能性を切り開きました。

また、ピカソは芸術だけでなく、彼の生涯そのものにも話題性がありました。彼は多くの女性と関係を持っていたことや、フランスへの移住、そしてスペイン内戦や第二次世界大戦などの歴史的な出来事に深く関っていたことも挙げられます。彼の作品『ゲルニカ』では、スペイン内戦の悲惨さが描かれており、政治的メッセージを強く発信した作品としても知られています。

ピカソの多作さとその作品の多様性も、彼が有名である理由の一つです。彼は78年間の画家生活を通じて、約1万3500点の絵とデッサン、10万点の版画、3万4000点の本の挿絵、300点の彫刻と陶器を製作し、その成果はギネスブックにも認定されています。

パブロ・ピカソとしての成功

ピカソは、母方の姓である「ピカソ」を使って芸術活動を行うことで、彼自身のアイデンティティを確立することに成功しました。彼が「パブロ・ピカソ」として知られるようになったのは、フランスに移住した後で、この選択が彼の成功を決定づける要因の一つとなりました。

また、ピカソの成功は、彼の芸術的才能と革新性だけでなく、彼の名前の個性と認識性にも関係しています。彼はキュビズムをはじめとする多くの芸術運動において中心的な役割を果たしており、その結果、20世紀の美術史において最も重要な人物の一人となりました。また、彼の作品は、政治的・社会的メッセージを含むものも多く、これが彼の名前を一層有名にした理由の一つでもあります。

ピカソは、その長いキャリアを通じて多くの作品を生み出しましたが、それらはすべて彼の名前と同様に多様な文化的・宗教的な背景を持っています。パブロ・ピカソという名前が持つ深い意味を理解することで、彼の作品が持つ真の価値をより深く鑑賞できるようになるでしょう。

まとめ:

パブロ・ピカソの本名は2つあるのでは?と言われていますが、本名としては1つであり、その本名はかなり長く、名前には彼の家族や宗教的背景が含まれています。その名前の長さや意味を知ることで、彼の芸術作品に対する理解が深まり、彼の作品をさらに楽しむことができるでしょう。ピカソの作品を鑑賞する時には、ぜひ彼の名前が持つ背景を思い出し、作品との関連性を感じ取ってみてくださいね。

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ピカソの生涯や代表作に関して詳しく知りたい方は、下記の記事もぜひご覧ください。

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