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2023.11.01

絵画の壁掛けの方法は?使う道具やおしゃれに飾るポイント

絵画の壁掛けの方法は?使う道具やおしゃれに飾るポイント

「絵画を飾りたいけど、家の壁に穴は空けたくない」「おしゃれな空間になるような壁掛けのポイントを知りたい」など、希望や疑問を持っている方は少なくありません。絵画を飾る家庭は増えていますが、壁掛けに対しての悩みは話題になりにくいです。

壁を傷つけないようにおしゃれに飾る方法も、この記事で詳しく解説しています。特別な1枚をベストな方法で飾り、日常に彩りをプラスしましょう。

絵画を壁掛けする前の確認内容

絵を掛ける手

絵画を壁掛けする前に、2つのポイントを確認しておきましょう。

  • 壁の種類を確認する
  • 絵画の重さを把握する

せっかく絵画を購入したのに、壁の種類や絵画の重さが原因で飾る方法が分からずお困りの方もいらっしゃいます。そこで今回は絵画の壁掛けでお困りの方のために、絵画を飾る前の確認ポイントを解説します。

壁の種類を確認する

絵画を飾る壁の種類を確認しましょう。一般的に、賃貸や建売の壁に使用されている材質は、石膏ボードや板、コンクリート壁などが中心となっています。壁に使用されている材質や種類によっては、絵画を飾るための釘が刺さらない等の問題がでてきます。

絵画を飾る前に、壁を叩いて材質を確認することをおすすめします。石膏ボードの場合「コンコン」と軽い音がし、コンクリート壁の場合「ペチペチ」と音が響かないため判断が可能です。石膏ボードの壁は、ピン等の鋭利な物が刺さりやすいですが、コンクリート壁は見た目通り固いので、道具を使用して穴を開ける必要があります。

絵画の重さを把握する

購入した絵画の重さを把握しておくことは大切です。重すぎる絵画は壁掛けができなかったり向いていなかったりします。絵画を壁掛けする際は額縁に入れて飾る場合が多いですが、額縁や絵画が重いと壁掛けする方法によっては、重さに耐えられないこともあるでしょう。絵画を購入する前に、購入店舗やサイトで「絵画と額縁を合わせた重さ」を確認しておきましょう。もし、耐荷重に適したフックを一緒に購入できる場合は、検討してみることをおすすめします。

絵画を壁掛けする方法

ネジ

絵画を壁掛けする6つの方法をご紹介します。

  • だるまピンで飾る
  • だるまフックで飾る
  • 金具で飾る
  • ピクチャーレールを設置する
  • 壁紙用の粘着タイプのフックを使用する
  • ソフト粘着剤を使用する

壁掛けしたい絵画の重さや飾る部屋の壁の材質を考慮したり、壁に傷をつけたくない等ご希望に合った方法をお選びください。ではそれぞれの方法を詳しく解説します。

だるまピンで飾る

だるまピン

だるまピンは一般的な画鋲で、100均にも売られているので安く購入できます。飾る際は、壁に打ち込んだだるまピンに引っかけるだけなので、簡単に絵画を飾ることができます。

木枠があれば十分なので、絵画を額縁に入れずにキャンバスのまま壁掛けできることから、インテリアと絵画の調和性も取れるでしょう。しかし、安価で購入できて簡単に飾れるだるまピンは、耐荷重が1kg以下であるため、落下しやすいのが難点です。

だるまピンを主体で使うより、だるまフックなどで絵画を飾った際の補助的な役割としての使い方がおすすめです。

だるまフックで飾る

だるまフックは、だるまピンにフックが付いた形状をしています。だるまピンよりは重さに耐性があるため、重い絵画の壁掛けにも対応が可能です。だるまフックは、針の差し込み角度が斜め下になるように設計されているので、耐久性も備わっています。

だるまフックは、小さめの絵画や後ろに紐が付いている絵画の壁掛けに向いています。複数の絵画を飾り、アート性のあるお部屋を作れるでしょう。飾る際に紐とフック自体の長さを考慮し、だるまフックを打ち込むと良いです。

また、複数本使用すると、大きめの絵画も飾ることができます。

金具で飾る

絵画専用の金具もあり、ホームセンターでも購入できます。だるまピンのように気軽にご使用いただけるでしょう。金具の使用方法は、1本〜3本のピンを打ち込んでフックを固定するだけです。

金具は耐荷重が大きく、重たい絵画の壁掛けに対応することができます。使用する場合は、紐とフック自体の長さを考慮してから、打ち込む場所を決めましょう。ただし、壁の材質が石膏ボードであれば、落下しないように石膏ボード専用の釘を使用することが望ましいです。

ピクチャーレールを設置する

ピクチャーレールは、壁に設置するタイプの方法なので、壁に穴を開けたくない方におすすめです。レールを壁に設置して、フックのついたワイヤーに絵画を吊るせる道具なので、オシャレな演出もできます。ピクチャーレールの特徴は、ランナーの位置を動かして、ワイヤーの長さを調節できることです。

また、一度レールを取り付ければ、絵画の入れ替えも簡単にできるので、複数の絵画をローテーションしたいという方にも良いでしょう。ピクチャーレールは、壁用と天井用があり、壁に使用されている材質専用のレールもあるため、壁を傷つけることもありません。

壁紙用の粘着タイプのフックを使用する

壁紙用の粘着タイプのフックは、両面テープのような特殊なシートが付いています。貼った部分に跡が残ったり、壁紙を痛めたりすることがありません。壁紙だけでなく、ステンレスやガラス面でも使用可能です。便利ではありますが、耐荷重は約500gとだるまピンよりも耐性がないため、複数のフックを使用して各フックの負担を減らす使い方が良いでしょう。

ただし、複数のフックを使っても、負担をかけ過ぎると壁から剥がれ落ちてしまいます。大きく重たい絵画の壁掛けには向いていません。比較的重さが軽い絵画に使用しましょう。

ソフト粘着剤を使用する

粘着剤

ソフト粘着剤は、粘土状の接着剤で形を自由に変えられます。繰り返し貼って剥せて、画鋲などの鋭利な先端がないので、壁を傷つけません。小さめの絵画の壁掛けに向いており、コンクリート壁などの画鋲や釘が打ち込めない壁に使用できます。

ただし、粘着力が強くないため、大きく重たい絵画の壁掛けには不向きです。ソフト粘着剤は、使い捨てではなく何度も使えるメリットもあります。

絵画を壁掛けする際のポイント

笑顔の女性

絵画を壁掛けする際のポイントとして、4つのコツがあります。

  • 人の目線に合わせる
  • 視線を集める位置に飾る
  • 床に対して垂直に飾る
  • 絵画をインテリアの色やテイストに合わせる

お気に入りの絵画に魅力を持たせ、たくさんの人の目に留まるような演出を意識すると、部屋の中で存在感のある絵画になります。各ポイントを詳しく解説しましょう。

人の目線に合わせる

人の出入りが多い場所や部屋に飾る際は、鑑賞しやすいように目線の高さに合わせることが、壁掛けのポイントです。地面から140cm〜150cmの高さになるような展示をしましょう。目線の高さに合わせることで、絵画が自然と視界に入ります。

また、目線だけではなく、周りの家具とのバランスを考慮して、高さを調節してアート性を持たせることもおすすめです。

視線を集める位置に飾る

リビングや広間など家族や友人と団らんする部屋には、目立つ場所に絵画を飾ると、自然と人々の視線は絵画に集まります。存在感のある大きな絵画や色遣いが特徴的な絵画は、通常の目線の高さより少し上に飾るのがおすすめです。天井との距離を近づけることで、絵画が目立ち部屋の主役として飾ることができます。

床に対して垂直に飾る

床(木)

あえて絵画を床に置いて飾る方法は、おしゃれかつユニークなスタイルを作り出せます。床に置く際は、絵画が前のめりに傾かないように飾ることがポイントです。また、倒れてしまわないように、絵画の下側に紙などを挟んで、絵画が垂直になるよう調整してみましょう。

絵画をインテリアの色やテイストに合わせる

絵画をインテリアの色やテイストに合わせた場合、部屋に一体感を出すことができます。例えば、部屋や家具の色が白なら、白や淡白な色彩を持つ絵画を飾ると部屋の雰囲気も良くなるでしょう。他にも額縁も意識すると、賃貸のお部屋でもアート性のある空間に変わります。

まとめ|適切な方法と道具を選んで絵画を飾ろう

こちらを見る男性(作品)

絵画の壁掛けの方法は様々ありますが、飾る壁の材質や絵画の重さを考慮して、使う道具を選びましょう。壁によっては飾れなかったり、絵画が重さに耐えきれずに落ちてしまったりすることもあります。

素敵な絵画を長く飾るためにも、適切な方法と道具を選んで絵画を飾ってみることがおすすめです。

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