アートリエ編集部が、オフィスにアートを導入する際にかかるコストについてわかりやすく解説します。
近年、ブランディングの向上や従業員の満足度を向上させる目的でオフィスにアートを導入する企業が増えています。
そんなアートですが、「導入したいけどコストが気になる」「レンタルと購入はどちらがよいのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、アートの導入にかかるコストを詳しく解説します。また、レンタルと購入のメリット・デメリットや、失敗しない導入手順も併せて紹介します。
この記事を読めば、アートの導入にかかるコストや設置する手順がわかるので、導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
アートの導入にかかるコストの目安と内訳

アート導入の費用は、選ぶ作品や導入方法によって大きく幅があります。数千円から始められるレンタルもあれば、数十万円〜数百万円規模になるケースもあります。
オフィスにアートを導入する際は、主に以下のような費用が発生します。
- 作品代
- 額縁
- 輸送費
- 設置費用
- コンサル料
それぞれみていきましょう。
作品代
作品代は購入する店舗によって異なりますが、アートリエの場合は約1万円~数十万円程度です。このように作品代が幅広い理由には、作品の質や絵の大きさ、画家の知名度などさまざまな要素があります。
一方で、アートリエではレンタルも可能で、月額3,800円や5,700円〜で導入できます。アートを手軽に導入したい方はレンタル、長期的に資産として保有したい方は購入を検討してみるのもよいでしょう。
額縁
額縁の相場は、シンプルなフレームであれば3,000円〜1万円程度で購入できますが、木製や金属製などの高級なフレームは1万円以上かかる場合があります。
額縁は作品を引き立てるだけでなく保護する役割もあるため、企業イメージに合わせたいか、長期保存を目的にするかで選ぶとよいでしょう。
輸送費
小型作品なら1点あたり数千円で配送できる一方、美術輸送では10万円以上かかるケースもあります。アートの輸送には推奨包装資材が必要だったり、専門の美術品輸送業者に依頼したりする場合もあるため、コストが高くなる傾向にあります。
費用はアートの大きさや輸送する距離によっても変動します。
設置費用
アートを導入する際は、作品代だけでなく「設置にかかる費用」も考慮しておくと安心です。
作品を壁に掛ける場合、フックの取り付けや下地補強が必要になることがあり、設置環境によって費用は変動します。たとえば、簡易的な取り付けで済むケースであれば、3万円以内で対応できることもあります。
一方で、高所への設置や点数が多い場合、事前の現地調査やライティング調整が必要な場合などは、追加費用が発生することもあります。
初めて導入する場合は、「どこに、どのサイズを、何点飾るか」を決めたうえで、設置費用も含めて全体予算を検討するとスムーズです。
コンサル料
アートコンサルティングの費用は、数十万円から数百万円程度になるケースもあり、幅広く、プロジェクトの規模や内容によって異なります。
アートコンサルタントに依頼することで、企業の理念や空間に最適な作品を専門的な視点から選べます。
プロの意見を聞きながら作品を選びたい方や、作品選びに自信がない方におすすめのサービスです。
アートの導入方法|レンタルと購入のメリットとデメリット

アートの導入方法には、レンタルと購入の2つがあります。それぞれ費用感や向いているケースが異なるため、目的や予算に合わせて選ぶことが大切です。ここではメリット・デメリットを整理して解説します。
アートをレンタルするメリット
アートをレンタルするメリットは、以下の4つです。
- 低コストで手軽に導入できる
- 季節や気分に合わせて替えられる
- 保管・メンテナンス費用が発生しない
- 気に入ったら購入できる
それぞれ詳しく解説します。
低コストで手軽に導入できる
レンタルの魅力は、少ない初期投資でプロの原画を導入できる点です。原画を購入する場合は、サイズや作家によって数万円〜数十万円になることもあります。
レンタルであれば、月額3,800円から本格的なアートを導入できます。
季節や気分に合わせて替えられる

レンタルであれば、季節や展示テーマに応じて作品を入れ替えられます。春は明るく華やかな作品、冬は落ち着いたトーンなど、時期に合わせた演出が可能です。
作品に飽きた場合は、新しいアートに替えると新鮮な気分を味わえます。ただし、交換する際には手数料が発生する場合もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
保管・メンテナンス費用が発生しない
アートを購入した場合、作品を入れ替える際に保管場所の確保や、ほこり取りやカビの除去など定期的なメンテナンスが必要です。
レンタルであれば保管場所の心配が不要で、メンテナンスの必要もありません。月々の利用料のみで、メンテナンスや管理の手間を最小限に抑えられる点がレンタルの大きな利点です。
気に入ったら購入できる
業者によってはレンタルで試した作品が気に入った場合、そのまま購入できるサービスもあります。レンタルできる場合は従業員や訪問者の反応を見て購入を決められるため、導入の失敗リスクを抑えられます。
作品を長期的に保有したい場合は、月額料金を払い続けるよりも買い取るほうが経済的な場合もあります。
アートをレンタルするデメリット

レンタルのデメリットは以下のとおりです。
- ランニングコストがかかる
- 返却する必要がある
- 破損すると負担がかかる
それぞれ詳しくみていきましょう。
ランニングコストがかかる
アートのレンタルは月額料金が継続的に発生するため、長期間利用した場合、購入するよりコストがかかる可能性があります。
さらに、サービスによっては月額料金以外に送料や交換手数料が発生するケースもあります。レンタルする際の追加料金に関しては、事前の確認が必須です。
返却する必要がある
レンタルの期限が過ぎると作品を返却する必要があり、梱包や配送の手配など、手間と時間がかかります。
気に入った作品の場合は、レンタル後の購入オプションがついているか事前に確認しておくとよいでしょう。
破損すると負担がかかる

レンタルした作品を破損してしまった場合、修復費用や弁償費用が発生するリスクがあります。特に、人の出入りが多い場所では、不注意による事故に注意が必要です。
レンタルしたアートを設置する際は、設置場所を慎重に選ぶほか、従業員へ取り扱い方法を周知して破損のリスクを最小限に抑えることが大切です。
サービスによっては補償制度が用意されている場合もあるため、契約内容を確認しておくと安心です。
アートを購入するメリット
アートを購入するメリットは以下のとおりです。
- ランニングコストがかからない
- 資産になる
それぞれ解説します。
ランニングコストがかからない
アートを購入するメリットは、レンタルのように月額料金が継続して発生しない点です。
一度購入すれば、基本的には追加費用をかけずに長期間飾り続けることができます。そのため、長い目で見るとレンタルよりもコストを抑えられるケースもあります。
ただし、作品を美しい状態で保つために、設置環境によっては定期的なメンテナンスや管理が必要になる場合もあるため、導入後の運用も踏まえて検討すると安心です。
資産になる

アート作品は、装飾として楽しめるだけでなく、購入した場合は企業の保有する資産的な面を持つ点も特徴です。
作品によって価値の変動はありますが、長く飾って楽しめることから、資産的な側面を意識して導入されるケースもあります。
また、アートは一点ものとしての魅力があり、時間の経過とともに評価が変わることもあります。
ただし、すべての作品が値上がりするわけではなく、購入時点で投資目的として判断するのは難しい点には留意が必要です。
一方で、法人の場合は一定の条件を満たせば、経費として処理できる可能性もあるため、空間づくりとあわせて検討しやすい要素のひとつといえるでしょう。
アートを購入するデメリット
購入には長期的なメリットがある一方で、導入前に知っておきたい注意点もあります。ここでは代表的なポイントを紹介します。
- まとまった資金が必要
- 飽きる可能性がある
- 保管が難しい
順にみていきましょう。
まとまった資金が必要
購入する場合は、導入時にある程度まとまった資金が必要になる点が注意するべきポイントです。作品代に加えて、額装費や輸送費、必要に応じて選定サポート費用などが発生することもあります。
また、購入後は保管やメンテナンスに費用がかかる場合もあるため、事前に予算の計画を立てるとよいでしょう。
飽きる可能性がある
購入した作品は長く飾れる一方で、レンタルのように簡単な入れ替えが難しくなる点もあります。
長期間同じ作品を展示する場合は、空間に馴染みすぎて印象が薄れることもあるため、複数作品を季節で入れ替えるなどの工夫をするとよいでしょう。
保管が難しい
作品によっては、直射日光や湿度の影響を受けやすく、日焼けや劣化を防ぐために設置環境へ配慮が必要です。
また、入れ替えや保管を行う場合には、適切なスペースや管理体制も求められます。自社での保管が難しい場合は、美術倉庫サービスを活用する方法もあります。
アートの導入にコストをかけるのがおすすめな理由

アート導入は費用がかかる一方で、空間づくりや企業活動にプラスに働く側面もあります。ここでは代表的な理由を紹介します。
- 節税・資産になる
- 企業の価値が高まる
- 採用ブランディングへの影響
- 社員のモチベーションが高まる
1つずつみていきましょう。
節税・資産になる
アートを導入することで、節税対策や資産の形成ができる可能性があります。
購入したアートが10万円未満の場合、消耗品費として購入年度に全額損金処理ができる可能性があります。10万円以上のアートでも一括償却資産・減価償却資産として経費に計上することで、税負担の軽減が可能です。
参照元:国税庁 消耗品費
※本記事の内容は、一般的な情報をもとに作成したものであり、税理士など専門家による監修は行っておりません。具体的な会計・税務の判断については、必ず専門家へご確認ください。
アートはオフィスの装飾だけではなく、バランスシート上の資産として計上できる点も魅力といえます。
絵画の節税に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
企業の価値が高まる
アートの導入にコストをかけることで、企業ブランディングの強化も可能です。
環境配慮を重視する企業の場合は自然をテーマにした作品、革新性をアピールしたい企業は現代アートを選ぶことで、企業の理念を明確に表現できるでしょう。
クリエイティブ業界だけでなく、金融や不動産といった堅実なイメージの業界でも、受付や応接室など来客が目にする空間にアートを取り入れることで、企業の世界観や姿勢を視覚的に伝えやすくなります。
採用ブランディングへの影響
アートが飾られたオフィスは、優秀な人材の獲得につながる可能性があります。洗練された空間は、求職者に「魅力的な会社」「センスの良い会社」といった好印象を与えられます。
オフィス空間は求職者が企業文化を感じ取る要素のひとつです。アートを取り入れるなどで空間が整っていると、働く環境に対して安心感を持ってもらいやすくなることもあります。
採用競争が激化するなかで、アートによる差別化は効果的な戦略といえるでしょう。
社員のモチベーションが高まる
心地よく洗練された環境は従業員の満足度を高め、「ここで働き続けたい」といった前向きな気持ちを育む可能性が高まります。また、アートによる視覚的な刺激は発想力を引き出し、職場全体の活性化につながる場合もあります。
心地よい空間づくりは、従業員の満足度や働きやすさにプラスに働くことがあります。
導入後に失敗しない!アートを設置するまでのステップ

ここでは、アートの導入を成功させるための具体的なステップを紹介します。
- どこに飾るか決める
- どのようなイメージにしたいか決める
- 予算を決める
- 導入方法を決める
順にみていきましょう。
1.どこに飾るか決める
アートを設置する際は飾る場所や設置場所の特性に合わせた作品選びが重要です。
廊下には、歩きながら鑑賞できるサイズの作品を1〜2点設置するのがおすすめです。受付は企業の顔となる場所のため、胸から頭の高さに収まるサイズが適しています。
会議室には、癒し効果のあると言われている青や緑系のアートを設置するとよいでしょう。このように、設置場所によって適切なアートが異なるため、どこに飾るか決めた後に作品を選ぶことが推奨されています。
2.どのようなイメージにしたいか決める
作品を選ぶ前には、表現したい企業のイメージを明確にすることが大切です。信頼感を演出したいのか、温かみを出したいのかによって、選ぶ作品のテイストは変わります。
たとえば企業のカラーを印象付けたい場合は、ブランドカラーが入った作品がおすすめです。
環境に配慮していることを伝えたい場合は、自然がテーマの作品が適しています。企業理念やビジョンと作品のテーマを一致させることで、一貫性のあるブランディングにつながります。
3.予算を決める
次に、作品代以外の諸費用を含めた予算を決めます。
額縁代・輸送費・コンサルティング料など、費用を見落とすと予算オーバーになるため注意が必要です。全体のコストを明確にしたうえで、導入方法を選ぶとよいでしょう。
4.導入方法を決める
予算が決まったら、アートを購入するかレンタルするかを選びます。
購入は企業の資産として長期的に保有できるうえ、金額に応じて消耗品費や減価償却資産として経費に計上できるメリットがあります。
ただし、大型の作品は設置場所や移動の制約があるため、購入する際のサイズ選びには注意が必要です。
レンタルは初期費用を抑えられるため、予算が限られている企業でも気軽に導入できます。作品の入れ替えも可能で、レンタルを利用すると常に新鮮な空間を維持できるでしょう。
アートの導入コストに悩んだらアートリエにご相談ください

アートを導入する際のコストに不安がある方は、アートリエのレンタルサービスがおすすめです。
アートリエでは月額3,800円から作品をレンタルできるため、初期投資を抑えて本格的なアートを導入できます。また、作品選びに迷ったときは、予算や空間の目的に合わせて専門スタッフが提案することも可能です。
気に入った作品はそのまま購入できるプランもあるため、まずはお気軽にレンタルを検討してみてください。
>>法人向けアート導入のご相談なら、ARTELIERにお任せください
まとめ

この記事では、アート導入にかかるコストの目安や内訳、レンタルと購入それぞれの特徴について解説しました。
アートの導入には作品代以外にも額縁・輸送費などさまざまなコストが発生します。あらかじめ全体像を把握しておくことで、予算に合った形で検討しやすくなるでしょう。
しかし、節税効果や企業価値の向上、採用ブランディングなど、コスト以上に空間づくりの価値を感じられるケースもあります。
この記事を参考に、予算やニーズにあったアートの導入を検討してみてください。
アートリエでは、法人のニーズに応じたアートの選定から、レンタル・購入までを一貫してサポートしています。アートの導入に不安がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。





